この絵、たぶん古いテンペラ画だと思うけど、この前にじっとたたずんで見つめているおじいさんがいました。
キリストの運命を描いた作品はたくさんありますが、たしかにこの絵は引き込まれる魅力を持っているような気がしました。

Enguerrand Quarton, La Pietà de Villeneuve-lès-Avignon (c. 1455)
描かれたのは1455年、作者は、アンゲラン・カルトン(Enguerrand Quarton,1415頃ピカルディ地方のラン司教区生まれ~1466アヴィニョンで死す)ではないかという説がありますが(絵に描きこまれた寄進者の顔が似ているなど)確定できないので、一般には「ヴィルヌ-ヴ・レ・ザヴィニヨンのピエタの画家」と呼ばれているそうです。
(村田様よりご教示)