【展示】「それで君を呼んだのに 忌野清志郎を想う」2018
原宿にある絵本の読める小さな喫茶店「SEE MORE GLASS」へ、「それで君を呼んだのに 忌野清志郎を想う」という展示を見に行った。
ミュージシャン・忌野清志郎さんのお誕生日の4月2日から、命日である5月2日までの1ヶ月間、シーモアグラスでは毎年小さな展覧会を開催しています。 2014年からはじまり、今年で5年目です。公式ブログより
Facebookで告知を見て、ぜひ行ってみたいと思った。
明治通り沿いの華やかなファッションビルが連なるところに、京セラのビルがありそこの地下一階にお店がある。
オフィスが休みなせいか、人がいなくて、ほんとにここにお店があるのか不安になる。
でも地下一階に降りると、ああ、そこだけ輝くようにキヨシローのポスターがあった。
こじんまりした店内にはびっしり人がいた。
「空いてますか?」と聞くとなんとかテーブルが一つ空いていた。
ぐるっと見渡すと壁中に、写真やらメッセージやらオブジェが飾ってあった。
竹中直人、角田光代、矢野顕子など、清志郎大好きな著名人のメッセージもたくさんある。
清志郎の関連書籍も棚にいっぱいそろえていて、そのほぼ全部にたくさん付箋がついてる!
店内の写真を撮っていいかと尋ねると、遠目で1〜2枚ならとのこと。
Tシャツや写真が飾ってある奥の壁をぱちり。
本棚の本をみて、『十年ゴム消し』とか『瀕死の双六問屋』とか宝島の雑誌とかもう! 読む手が止まらない。
BGMはもちろんキヨシローの曲だ。
他のお客様の話声も聞こえてくる。
音楽関係の方なのか、思い出話をしているようだった。
清志郎が死んだと聞いたとき、ショックだった。
時代が危うければ危ういほど、彼の言葉の力が必要なのに。
悲しかった。
でもここには、たくさんのキヨシローの意思がたくさん残されていて、愛されていて、守られていると思った。
何度でも、彼の音楽は聞けるし、言葉も読めるのだということを思い出させてくれた。
『Oh! Baby』が流れてページをめくる手が止まる。
ああ、これだいすき。
店員さんが、よかったらこれ書いてください、とノートとカラフルな色鉛筆を渡される。
色鉛筆があったら! そりゃイラスト描くでしょ! メッセージとキヨシローの似顔絵を雑誌を見ながら書いてきた。
そこのノ―トには五行歌は書かなかったけど。
うちに帰ったら、KAWADEムックの清志郎特集、また読み返そう。
キヨシローは永遠だ。死んでないんだ。
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