【ART】ミロコマチコ いきものたちの音がきこえる
画家であり、絵本作家のミロコマチコさんの個展が世田谷文学館で開催中である。
会期明日までのところ、今日みてきた。
会場を入るとかなり人が混み合っていて、親子連れが目立つ。絵本からのファンが来ているのだろうか。
タイトル通り、ほとんどが動物やら鳥やら「いきもの」の絵だ。
その迫力、色に一気に引き込まれた。
これは、そのーあれだ。子どもの絵だ。
見た生き物の目がでっかかった。鼻がビヨーンと長かった。足がずどーんと太かった。
それを感じたまま描いたんだ。
デッサンのバランス? 何それ食べられるの?
生々しくて、力強くて。
あたしね、死んでたよ。
生きてなかったんじゃないの?
心臓マッサージしてくれたよ。
ドンドコドンドコ、アフリカの太鼓のリズムが聞こえる。
ドンドコドンドコ、心臓が打ち出す。
鮮やかな色彩と、のびのびした造形と。ドキドキ笑い出したくなる衝動。
あー面白かった!!
感じた強さがデフォルメになる。その驚きが伝わる。
自分がいかにちんまりまとまっていたか、恥ずかしくなった。
私の中の、固まっていた何かをほぐしてくれた。
展示会内は撮影禁止だったが、ホワイエにライブペイティングで描いた数点が飾られているので参考に。
こんな画風。
この野生を持ち帰りたくて、絵本も買っちゃった。
何枚かの原画も会場にあったのだ。
『けもののにおいがしてきたぞ』
売店も大人気。明日まで。野生の力で目覚めたい人よ、行けるなら急ぐのだ。
【展示情報】
開催日時:2018年1月20日(土)~2018年4月8日(日)
開館時間:10:00~18:00
場所:世田谷文学館
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