目の見えるあなたへ
月1で某視覚障害者福祉協会にて、パソコンボランティアをしています。
ガイドヘルパーの方といろいろ話していて、盲導犬を連れていたのにホームから転落して亡くなった方の話もしていました。その中で、知らなかったことをいろいろ教えていただきました。
ご存知でしたか? わたしは知りませんでした。
◆盲導犬は、道を覚えてない盲導犬は、視覚障害者のユーザーの命令で動くそうです。 盲導犬ユーザーは自分の目的地までの行き方を記憶し、盲導犬にゴー、とかターンレフトといったように指示するそうです。 盲導犬さえ連れてれば、どこへでも行けるのかと勘違いしてました。 落ち着いて考えれば、知らないところへ行けるわけがなく、ましてや犬は道なんてわからんのです。 ですから、ユーザーが道に迷えば、盲導犬だって迷います。
◆犬は信号を判断できない
犬はぜんぶ。信号が渡れるのは、ユーザーが周りの気配で、ゴーを出してるから。
そこに、信号無視で渡る人が隣に居たら? ちかちか赤になる寸前に走って渡る人がいたら?
たぶんユーザーは青だと思い込んで、ゴーを出してしまう可能性がありますね。
◆盲導犬を連れている人は、白杖をもたないことが多い。
犬がいない側、へり、端かどうか、車道か、わかりません。
ホームに転落した方も、狭いホームの縁を踏み外したようでした。
◆盲導犬に話しかけたり触ったり見つめちゃだめだけど、ユーザーには声をかけていい
盲導犬に対するマナーはかなり普及して、ご存知の方も多いでしょう。盲導犬を連れている方には、近づかないほうがいい、くらいの意識ではないでしょうか。(少なくとも私もそうでした)
この言葉が一番はっとしました。
盲導犬だって、万能じゃない。危なかったら、ユーザーさんに「赤ですよ」とか「危ないですよ」って言えばいいんだ。
ワンコじゃなくて、人に声をかけよう。
目の見えるあなた、目の見えるわたしが、白杖の方、盲導犬を連れてる方が、危なくないか、困ってないか、ちょっと見守ってはいただけないでしょうか。
もうあんな悲劇は、嫌だから。起こってほしくないから。
追記: 全盲の方以外でも、白杖を持ち歩きます。弱視の方、視野が欠けている、視野が狭いなど、視覚障害にもいろいろあります。スマホなどは、字が拡大できますので、弱視の方は利用するそうです。
スマホみてるから、偽物だ、とか心無い罵声を受けることもあるとか。
悲しいことです。
また、視覚障害者の腕時計は、音声で時刻を告げます。
蓋が開いて、針に触って時刻を知るものもあります。
白杖持ってるのに、腕時計してる! ええ、そうですよ。むやみに人を非難して恥ずかしい思いをされませんよう。
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