【装丁】『花びらが零れないように』 宮澤慶子五行歌集
奈良五行歌会代表、近鉄文化サロン上本町教室講師もされている、宮澤慶子さんの五行歌集の装丁をさせていただきました。
宮澤さんは、お会いするとぱっと華やかな笑顔が印象的な方。
おしゃれで、上品な雰囲気を、ご本人のご希望に合わせてまとめてみました。
最初にご希望をお伺いした時に、「イメージは薔薇を使ったもの」と仰りました。
いくつかこちらで選択した写真の候補から、選ばれた一枚をカバーに。
タイトルは、「こぼれないように」ですが、こぼれ落ちた花びらが印象的かつ個性も感じさせます。
この写真のカラーから、水色ピンクのコーディネイトにしました。
本扉もカラーで華やかに。
見返しは、ちょっと落ち着いたみずいろ。カバー袖、右側だけグラデーションに。
頁をめくると、ヒスイ色、鼈甲色、玉虫色、さまざまな色彩があらわれてきます。
毎日の生活を支える主婦の顔、女性としての艶めかしい顔、物事をじっと観察する哲学者の顔。
豊かな女性の感性がここにあります。
【書誌情報】
『花びらが零れないように』
(はなびらがこぼれないように)
宮澤慶子著
四六判・上製・274頁
ISBN978-4-88208-128-9
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コメント
脳活マン 様
メッセージ、ありがとうございました。
著者の方が上品な方だったので、その雰囲気を感じていただけたら嬉しいです。
投稿: しづく | 2014/06/03 21:21
装丁の良いお仕事に敬服してます。
*今回の装丁、綺麗な色合いで上品さを感じます。
投稿: 脳活マン | 2014/06/02 10:21