ことばで絵を描く
今朝は忙しくて朝食抜きで飛びだしたため、終わってからこっそりカフェでモーニングセットなど頼んでしまった。
いつもはできないことなので、うれしいのだ。
目の前のスリムなお兄さんが、焼きたてのトーストにバターを塗ってくれたりして。むふふ。
携帯でブラウズしながらふと思ったこと。
facebookもツイッターもブログもそうだけど、写真や動画が多い。
そして添えられてることばは少ない。
写真って多くを語っちゃって、まさに一目瞭然だから、余計なことばは不要になっちゃう。
同じ理由で、自分もその手を使うのだけれど。
それでも、ことばで、絵を描いて人に見せたいという欲望は消えない。
同様に、ことばで、風景を見せてほしい。
セバスチャンのように、暗い物置にうずくまって本を読みながらはてしのない旅に出る喜びは捨てたくない。
『ビブリア古書堂の事件手帖』がドラマ化されて、「栞子さんはこんなじゃない!!」と怒るのは、その人の中にもう栞子さんが息づいてるから。
同じことばでも、描かれる風景や、見えたり感じるものも違うのだろう。
そうして見てる風景は、きっと自分が好きな風景。あこがれの風景。
写真や絵は便利に利用させてもらうけど、ことばで絵を描く挑戦はきっとずっと続けていく。
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