【おさんぽカメラ:後編】 林芙美子記念館
さて、中井には、2つの記念館がある。
ひとつは佐伯祐三アトリエ記念館、もう一つは、林芙美子記念館。
「染の小道」の会場からは、林芙美子記念館がとても近かったので、帰りに寄ることにした。
この建物は、林芙美子が、昭和16年から昭和26年に亡くなるまで住んでいた家とのこと。
今日はイベントのおかげか、特別に150円の入場料が団体価格80円とお得!
路地を上っていくと門があるが、こちらからは入れない。裏口から入る。
広い敷地にお庭と母屋、アトリエと赴きある日本家屋。
茶の間。収納と装飾のバランスがきれい。芙美子の写真らしきものも。
奥には台所がちらっと見える。
小間。石灯籠とか沓脱石の感じとか、いいなぁ。ひしゃくは竹製。
歩き疲れて、庭の隅のベンチに腰掛け、ぼーっと空を見上げると、そよそよ木や竹がそよいで、今がいつで、ここがどこであるかわからなくなる。
芙美子さんもこの庭が好きだったんだろうなと思いをはせる。
あとからの資料で、300坪の敷地がある、と知る。簡素で十分機能的な日本家屋。
そこに佇むだけで、心が深呼吸するような空間でした。
◆新宿区立 林芙美子記念館
東京都新宿区中井2-20-1
月曜日がお休み
客間よりも、茶の間と風呂と厠と台所に工夫とぜいを凝らしたこの家は、人に見せるための家ではなく、住み手の暮らしと安らぎを第一に考えた家でした~パンフレットより
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コメント
海のさん
いらしたことあるのですね。私は初めてでした。
お庭もお部屋も居心地よさそうで、しみじみいいなぁと思いました。
お部屋はお庭からのぞくだけだったので、あまり写真撮れませんでした。照明器具などもレトロな感じでいいのです。
お天気が良くて庭の緑がきれいにとれたのはよかったです。^^
投稿: しづく | 2013/02/27 21:09
お久しぶりです
林さんの家屋、素敵ですよね〜
一枚ガラスの大きな戸から見たお庭に縁側
使い込んだ台所に廊下や柱の艶
何年か前に伯母といき
とても懐かしく拝見したのを思い出しました。
この玄関で見送った人がいたのか…
あの文机で書き物していたのか…と
二人でお喋りしたのを
あらためて思い出して
感慨にふけさせて頂きました。
思い出をありがとうございます♪
投稿: 海の | 2013/02/27 15:03