【読書ノート】 『夢と希望の人生学』
『夢と希望の人生学 - これからの「生き方」が見つかる授業』
佐藤剛史著
現代書林 2012.12
佐藤剛史さん(ゴーシ先生)は九州大学の教員で、お弁当と自炊の本を読んで感動しました。食べることを通して、大切なことを教えてくれる以下の本で有名な先生。(どちらもおすすめ本です)
今回は、ゴーシ先生がFacebook誕生日企画で新刊をプレゼントしてくれました!
本には、真っ赤な紙に書かれたメッセージが同封されていました。(他の方がネットにあげているのを見たら、文面も少し違っていたり、白い紙だったり。すごいなぁ。)心がこもってます。
主人公は大学に入学したばかりの田中敬くん。
<ドラゴンボール>人生学、というゼミに興味を持って、キタガワ先生の風変わりな授業の中で、仲間を見つけ、人生の教えを学んでゆく、というストーリー。
<ドラゴンボール>って、そうそう、漫画の、鳥山明さんのジャンプコミックス。
この本、カバーが燃えるような朱。見返しもオレンジ。本文もスミとオレンジの二色刷り。
元気なイラストやポップなど、いきおいにあふれている編集。
人生学その1~その5が章立てになっていて、章の最後には「まとめ」がある。
作りが、ビジネス書みたいな小説。すごく読みやすい。
人生学その1 「選択の積み重ね」が人生だ
人生学その2 「成長」にこそ価値がある
人生学その3 「できるかできないか」ではなく「やるかやらないか」
人生学その4 誰かの幸せを願うと、自分が幸せになる
人生学その5 「スタート」はいつだって目の前から
読み終わって、まずこれは娘(大2)に読ませたいと思った。
キタガワ先生はけしてスパルタ的ではない。こんなにやさしい先生がいるんだろうか、というくらいやさしい。
キタガワ先生の一番私自身に刺さった言葉、
「あなたの人生は、タダではありません。 あなたの時間は、タダではありません」
時間は大切で、同じ時間を過ごすなら、できるだけたくさんの修行をしたほうがいい、と先生は言った。
目先の利益や手数で、もっと大切なものを得るチャンスを逃している・・・。イタタタと思った。
小さな一歩でも、向きを変えていけば、たどりつく先は大きく変わるだろう。
その一歩を出すきっかけになりそうな、励まされる本だと思った。
迷える大学生にとくに勧めたい一冊。
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