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2012/08/04

【装丁】フクシマに立つ 叶静游 五行歌集

叶 静游(かのう・せいゆう)氏は、五十年前に反核・反原発を掲げて闘っていた。その叶氏が福島の現実に声をあげたのが本歌集である。
作品を拝見すると、怒りと憤りと、「フクシマを風化させてはならない!」という声が頭の中に響きわたる。
その思いの強さから、まえがきにあった「忘れない 忘れてはいけない」というフレーズを引用して、帯に掲げた。
写真は、福島の桃源郷・花見山。緑は萌、桜は咲き誇り、遠くの山々が青く霞む美景。叶夫人の作品。
タイトルは、『フクシマに立つ』。
作者の思い、怒りをどうタイトル文字で表現しようかと悩んで、斜めに杭をうちこむように配置して、上の文字から順に大きさを変えて頭でっかちにしてみた。
帯の左側、歌の下には、福島県の地図のシルエットを白抜きにした。
猪苗代湖の小さな穴もある。フォントを切りぬいて、文字が欠けないように細かく置いた。グリーン・ルネッサンスの言葉のイメージから、帯色は緑。

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カバー裏側の草壁氏の帯文に、叶氏の紹介があるので、みてほしい。

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本扉と見返し。見返しは、過去市井社で出した叶氏の歌集、すべてに共通して使っている「新だん紙」。今回は土の色を意識して茶系にした。

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目次も紹介。

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歌の一部。(反核世界への旅から)

いま、原発再稼働で揺れる中、フクシマから学んだことを忘れてはいけない。
代替エネルギーへの道へと政策を切り替えてほしいと願う。


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