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2011/05/14

創作(つくつく)展 in 銀座Gallery IZU

デッサンへ行く道、甘雨さんの展示が明日までだったなーと思い出し、帰りに寄ることにした。
会場は、2009年「軋展」会場のギャラリーIZU。
創作(つくつく)展と題し、絵画や写真、手作りの小物など7名ほどが集まったグループ展。

会場に行くと、扉が閉まっていて、チャリティー懇親会中らしかった。おそるおそる入って行って、甘雨さんはっけーん! 懇親会は時間があまりなかったので、募金だけして会場を見せていただく。

「ポストカード展de書展」と題して、甘雨さん書、デザインのすてきなことばのカードがたくさん迎えてくれた。
震災で、予定からずれて開催したこと、怖かったこと、あれこれ話した。
遅れたけど、チャリティーという形で開催できたからかえってよかった、とも。

今回は、テーブルに毛氈がひかれ、筆や水差し、すずりなどが並べられ、ワークショップやはがき揮亳もされた様子。実はどんな字を書いていただこうかと考えていた。本来の時間ではなかったんだけど、お願いして、はがきを書いていただいた。

Photo

震災以来、考えたり、感じたりしたこと。いのち、ということ。
その言葉をリクエストした。
ひらがな? 漢字? と希望も聞いてくださって、丁寧に書いていただいた。うーむすてき。

会場のお仲間も温かな雰囲気の作品、オレンジのパワー、和紙のダイナミック版画、淡いトーンの写真ポストカード、ぎゅっぎゅっと盛りだくさんに詰め込まれたおもちゃ箱のよう。kyonさんにもお久しぶりにごあいさつできてうれしかったです。

つくつく展は、明日が最終日で午後2時までです。
おでかけの方はお早めに♪
11月には同じ場所で個展をするそうなので、こちらも楽しみです。

書道家*甘雨のさんのPortfolioBlog はこちらから

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【装丁】 須賀知子さん五行歌集 『ウフフ』

芦屋五行歌会代表の須賀知子さん著五行歌集、『ウフフ』が出来上がりました。
四六判、上製本、284P

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タイトルの『ウフフ』、かわいいでしょ。
帯に草壁主宰の跋を引用したように、母の日の歌の一行からとったものです。
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須賀さんは、ウフフ、がとっても似合う方なのです。
家族を愛し、愛されて、自分の役目をきちんと果たされているきらきらした女性像を感じます。

タイトルから、おしゃれなフォントを使いたいとあれこれ探していました。
こちらは、(有)タイポラボ様がご提供くださっている、えれがんと、という書体です。(フォントのお話もおもしろいので、訪問してみてください。)

デザインする側がこれだ! と思ってもご本人に気に入ってもらえなければそれは採用できないのです。
でも今回は、同じように「いいね」と受け入れてもらえて安堵しました。

著者のお人柄や、歌の印象から華やかさと、母の日の連想から、カーネーションのモチーフを選びました。
写真は、自分でも撮ってみたりしたのですが、なかなか配置できる状態にするのがむずかしく、膨大な写真サイトから、これ、というものをピックアップしてサンプルで見てもらい、購入しました。

あとは写真に合わせてカラーコーディネイトを。
須賀さんがグリーンがお好き、とお聞きしていたので、帯は写真と調和するグリーンを選びました。
あとはピンクの濃淡、花ギレ、しおりもグリーンで合わせました。

Srimg2379

今回の本扉は、ちょっと贅沢に? 4色印刷にしました。
写真をいろいろ加工したのですが、2色ではこのコントラストの強さがあだになってうまくいかなかったのです。
さわやかできれいな印象を心がけてみました。

母の日にちょっと遅れた発行になってしまい、申し訳ありませんでした。
でもお誕生日には間に合いました。
おめでとうございます。

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