【装丁】 間中淳子五行歌集 『めざし』
千葉の間中淳子さんの五行歌集ができあがってきた。
スマートな新書版。タイトルは、「めざし」。
1章のお母様をテーマにした歌に由来している。
のびやかな題字は、ご本人の書。ご本人の希望で、何枚か書いていただき、いきおいのよいものをセレクトした。
斜めに配置したのは、「目刺し」だけじゃなく、「目指し」という上を向いてるイメージを出したかった。
ぷっくりおなかのイラストは、水源純さんに頼んで描いてもらった。
いろんなタイプを数種類一匹ずつ描いてもらった。
間中さんと純ちゃんは長い付き合いであるし、喜んでもらえると思ったのだ。
写真ではわかりずらいが、めざしからのインスピレーションで、カバーの紙を「うろこ」模様のものにしてみた。
モノトーンの仕上がりだったので、少し華を添えてみたかった。
めざしを検索すると、4匹がセットで串刺しになってるみたい。
そこで、一匹裏側に脱走させてみた。(カバー裏)
表紙は、新書ということと、焼き網をイメージにした□をデザインに。
脱走した一匹が様子を見に来ている。
1章 目ざし
2章 石榴
3章 夜桜
4章 謳歌
目ざしは、間中さんの豪快でおおらかなお母様をテーマにした作品。間中さん自身、ご病気で苦しまれてきたが、このお母様のパワーがどんなに支えになったことかうかがえる。コミカルな中に、生きるたくましさが光る。
その後は、なんとも心の中に深くひびく作品が続く。
今回、間中さんより五行歌の会で募集している、地震の義捐金へこの本の売上を寄付してくださるとお聞きしております。
地震の影響で、配本なども遅れがちだが、印刷は終わっているので月末くらいにはネット書店にも並ぶと思いますので、よろしくお願いいたします。
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