風の強い晴れた日に
東京の空は晴れています。
311から起こったいろんなことが、みんなの上に影を落としていてなかなか元気がでないでいますが、町に出てみると、動き出してる人も増えてきました。
日常を紡いでいく人たちが。
一部の食品不足や、水への不安、などあるものの、何もかも流されて、避難所で暮らしている方たちよりよっぽど恵まれてるのに、なんでこんな気持ちになるんでしょう。
自分の心の中を、ぐさぐさ針で掻きまわしてみても、はっきりこれというものは見つからないのです。
そんな中、昨日きものでお出かけする会、「きもので神楽坂」は、いつも通りやると聞いて参加してきました。
いつもより多く集まったくらいで、おしゃれを楽しんでるみなさんを拝見したら、どこかほっとしている自分がいました。
たとえこの後何かあっても、じくじく何もしないであきらめているより、楽しい時間を過ごせているほうがずっといいな。
動かないことで安心する人は、それでもいいと思う。
でもがまんで滅入ってしまってる人は、ちょっと違うことをしてもいいんじゃないかな?
ぞうりで道を歩きながら、なんかわたし、何かと戦ってるなと思った。
冷たい風にびゅーびゅーいたぶられながら、それは風でもあり、誰かの目でもあり、なにより、自分の中の弱さと。
戦ってる、と思った。
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