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2010/12/31

キモノ用斜めがけショルダーバック制作

キモノでおさんぽする仲間ができて、着物に斜めがけショルダーを使ってるのを見ていいなーと思っていた。
今度関東合同新年歌会で、キモノ着ようと準備していたのだが、私はいつも配るプリント類や名札などを旅行カートに入れて持っていく係なので、それがあるといいなとだんだん思いが強くなってきて、ネットで調べてみた。

いいのありましたよ。型紙までダウンロードできるんです。ありがたや。
フラ用のバッグらしいのですが、肩ひもを別につけなくていいし、ひもとバッグが一続きなので、重いものにも強そうと思いました。
マケナショルダーの作り方

そこで、端切れ箱をよくよくみると、しっかりしたエプロン発見! ちょうどポケットもそのまま生かせる!
裏地は、キモノのB反がたくさんあるのでそれで足りるし、エプロンの足りない分は、前に何かでつかった素朴な生地が合いそう、と合わせたくなったので昨日生地を裁って、今日はちくちくの日。

朝10時から始めたんですが、のろい・・・。底のカーブは手でしつけしてからじゃないと自信ないし、縁のほどけやすいところは、ジグザグで~と、かなり丁寧に作りました。昼ごはんは、夫に作ってもらい、ミシン糸がなくなった時点で不貞寝し、糸を買いに行き、終わったのは夕方4時でした・・・。

でも、これ、リバーシブルでつかえるすぐれもの! みてみて!

こちら、ほんとは裏にしようと思っていた、キモノ地。
でも、キモノだったら、こっちがいいね。
もちろん、必須条件、A4ファイルが入るもクリア♪ 縦でも横でも入ります。
Srimg2184

こちら、半分ストライプがデニムのエプロン。ポケットがそっくり使えてラッキー。肩ひも部分は足りなくて、一度継いでいます。どちらを前にするかで、表情が変わるのでお気に入り。
Srimg2185

わたしは背が低いので、型紙より少し短めにしました。バッグ幅も、キモノの反物幅に合わせてちょっとスリムに。
つけてみたところ。
Sspuplerimg2186
Ssstriperimg2187

時間はかかったけど、満足できるものができてうれしい☆
サイズもデザインも、ぜ~んぶオーダーメイドだもんね。
これで、8日のお仕事がんばりまっす!

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2010/12/28

歌会の欠席歌について思うところ

年末の片づけついでに、AQ歌会のプリントやファイルを整理した。
私がAQ歌会の事務担当になったのは、2005年7月なので、5年少々になる。
その間、受け続けてきた欠席歌を、今月からお休みすることにした。

今まで何度思っても言いだせなかったし、考え直してきたことだった。批判も覚悟の上でお願いしたことだった。今月の歌会で代表の水源さんや歌会のメンバーにも了解をいただいた。

歌会の事務局とは、何をする人か?
その歌会によっては担当が違うかもしれないが、まずは会場の確保。
AQの場合、直接会場に出向いて毎月土曜日の朝9:30の抽選会にでなければならない。
歌会1週間くらい前に、登録してあるメールリストへ案内メールの送信。
メールがない人はFAXなどでも対応する。
歌会までの間に、歌を集め、いつもきてる人が連絡がないときは問い合わせなどもする。
歌会プリントの作成、採点票の準備。
当日は早く行って、お湯を沸かしたり、お菓子をくばったり・・・。
そして歌会。

歌を読むのはすごく集中力がいる。自分で感じたこと、思ったことをコメントで話さなければならない。レポートが他に頼めなかったらメモもとる。
片づけして、終了。二次会へ。

はー終わったー。と帰ってくる。
でも、欠席歌のための仕事がまだ残ってるのだ。
たいていすぐにはできないから、それはずっと頭の隅に居座り続け、プレッシャーを与え続ける。
やってみればそんなに時間を取られるわけでもないが、忙しくてやれないと、後ろめたさに責め続けられる気持になるのだ。

私の個人的な事情で(受験生がいるため)、本人も家族もメンタルが厳しい状況にある。朝早く、夜遅く、仕事をして、家事をして、子育てをして、趣味もあって、きつくなっていた。
「もう、やめたい」と思った。
前からもやもやしていたものが爆発した感じ。

そのもやもやの正体が、今回わかった気がした。

欠席歌を出す人は、自分の歌に評価をもらうが、他の人の歌を読んだり、他の人がどういう感想や分析、考察、感じ方をするのか学ぶ機会がない。
一方的に歌を出してるだけじゃ、自分の枠を破れない気がする。
だから歌会には、参加してほしい、というのが率直な感想としてある。

歌会に出られないのは、地理的に無理、時間がない、いろんな理由があると思う。
でも、たとえば、五行歌の会本部作品掲示板に参加するとか、同じ欠席歌を受け付けていても評価もする歌会(たとえば岐阜歌会)に参加するなど手だてはある。
自分でネット歌会をつくったっていいのだ。

一方的に欠席歌を送りつけてただ評価をもらうことだけを、無意識に繰り返すのではなく、一度立ち止まって考えてはいただけないだろうか。
歌会参加者がお金を出し合っている会費の中から、自分たちが無償でサービスを受けてるという認識をちゃんともってる人がどれだけいるのだろうか。(欠席歌に対して参加費をとっている歌会もあるが、AQは無料)

今回、私の個人的な事情から、欠席歌を受け取らないという発端ではあったのだが、やはり心の奥にくすぶっていた「気持ち悪さ」がはっきり認識できた。

もちろん、他の歌会、もっと心の広い事務局がいて、いつもメンバーが固定もしくは少ないので、欠席歌がほしいという歌会もある。『五行歌』本誌の歌会レポートを見て、欠席歌をたくさん受け付けてるところは狙い目かもしれない。

今後AQもどう欠席歌を扱うかはまたわたしの状況が好転したら、話し合う余地があるかもしれない。今はまだなんとも言えない。
全体として、欠席歌を非難するように書いてしまったがいいところももちろんある。

吟味する歌数が増え、バリエーションがでるので、読みの練習になる。
いろんな事情で出席できない方にも、歌会にちょっとだけ参加できる。
出席できないけど、「AQ歌会に欠席歌を出したいんです!」とラブコールをいただくこともある。そういうのだって、うれしいにきまってる。
だからこそ、5年以上も続けてきたんだ。

いまはちょっと休ませてください。
コメントはお返事できないかもしれませんが、受け付けますのでご意見ある方はコメント欄へどうぞ。謹んで読ませていただきます。

AQ五行歌会事務局 井椎しづく拝

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