映画 「ジャージの二人」
休日、TVを独占できる時間帯があったので、とっておいたビデオを見た。
まったりした映画、と聞いていたので、いいかなーと思ったのだ。
まさに舞台は真夏で、都会の暑さを逃れ、軽井沢の山小屋ですごす時間を描いている。
「ジャージの二人」は親子、といっても、息子は30歳すぎの妻とぎくしゃくして会社もやめている。
父は浮世離れしたカメラマンらしい。
そこで過ごす時間は、ぼーとしたり、ファミコンをしたり、1日中ジャージでぐだぐだ過ごす。
全体の流れはゆるやかで、ときおり、誰かが訪ねてきたり、去ったりする。
息子は、ぼーとしながらも、どこかで気持ちの整理をつけていき、すこし前へ進む。
映画だからといって、あれこれ事件が起こらなくてもいいのだ。なんだろう、日常の自分たちは、たぶんこんな感じで、長い時間を無駄にしないとわからないこととか、できないこともあって。
それが等身大の人間の姿のような気がした。
何か起きるときって、固まってくる。1年に一回もないようなことが2つとか3つとか。
あれも不思議だ。
充電してるときは、しずかにじっとしてたり、かたつむりのように歩んでいいんだよ、といわれてるような気がした。
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コメント
◇美雨さま
もともと2008年の映画かな。去年ビデオに撮ってそのまま見てなかったのをひっぱりだしたの。
こういうまったり感がしっくりする気分、わかります。
TVドラマにもでていらっしゃるんですね。役どころによってすごく変わるには、あまりくせが強くない方がいいのかもしれませんね。
投稿: しづく | 2010/09/08 07:11
「ジャージの二人」
この映画随分前に何かのテレビで紹介されていたような記憶が…
派手だったり、今話題の…などと騒がれるような映画より、ちょっと地味目?な映画の方が個人的には好きだったりします。
堺さんと言えば今放映中のテレビドラマ「JOKER」にハマってます。
無表情でその感情の起伏表現している?みたいな…余り個性を感じさせない個性の役者さんですよね(*´v゚*)ゞ
投稿: 美雨 | 2010/09/08 01:19
◇薔子さま
おお、ありがとうございます
そうでしたねー。堺さんファンにはたまらない作品かも。いろんなアングルからのショットがどきっとするほどきれいだったり。
季節的にもちょうどマッチして、一緒に避暑に行ってる感覚がありました。
ぐだぐだなのに、みんなどこかさわっちゃいけない地雷を持ってるみたいな感じでした。そうそう、「めがね」にもちょっと通じますね。
投稿: しづく | 2010/09/07 22:37
こちらではたぶん相当お久しぶりのコメントです。
「ジャージの二人」大好きです。主演の堺さんのファンだというのももちろんあるのですが、映画としてもすごく好きです。
自分の中に、この映画のような時間をながしておける場所があればなあと思う感じです。
投稿: 薔子 | 2010/09/07 09:34
◇愛子さん
メッセージありがとうございました。
愛子さんも充電中なのね。
動くときはすごくアクティブな印象があります。
この映画、ゆったり休む大切さを教えてくれました。
もうすぐ大阪でお会いできますね♪
ではでは。
投稿: しづく | 2010/09/07 07:08
心に響く日記でした。
今、自分は充電してるときなんだなあと感じてます。
ゆったりと、やりたいことを見つけながら歩いて行きたいです。
投稿: 愛子 | 2010/09/06 13:11