錦市場~三条通り~木屋町通り
大阪もあまり眠れなかったのだけど、この日もよく眠れず、いちど3時くらいに起きたらうとうと。
それでも朝から動こうと、8時半にチェックアウト。
まだねぼけたような町に繰りだす。
昨晩見られなかった、錦市場へ。
入口の錦天満宮さんへお参り。手を洗うところで、大きなペットボトル何本も水を汲んでいる方がいらした。
「そのお水飲めるんですか?」というと、料理とかいろいろに使う、という。
「おいしいのですか?」と聞くと、「うーん、気休めかもしれないけど、なんだかありがたい気がして」と控えめにおっしゃる。いいねぇ。わたしも旅のお守り代わりに、小さなペットボトルにお水をいただいた。
錦市場、というネーミングのせいか、天井が錦、です。
カメラを首から下げて、地図を片手におのぼりさんスタイルのわたしに、「ちょっとちょっと、あれ、撮っとくといいよ」
というおじさんがいた。
その写真がこれ。
わかります? 鳥居が壁に刺さってるんです。おじさんいわく、壁に両側めり込んでいるのは、ここだけだよ、とのこと。へー。
錦市場は、八百屋さんや、魚屋さん、お漬物、観光客だけじゃなく地元の方のお店が軒をつらねている。
ただし、早すぎて、ほとんどまだ開店準備のお店が多かった。
それでも働いている人の息づかいが感じられて、お野菜のおもしろいのとか見つけて楽しかった。
鮎とか、ひやし飴も売ってたのだけど、朝食とったばかりで、食べられず。
てくてく歩いて、めざしたのは、「イノダ・コーヒ」。ガイドブックにも載ってる有名喫茶店の本店。
しかーし。
すごい行列・・・。えー? ちょっと打ちのめされて三条店もあると看板が。
じゃ、三条店でいいや、と行ってみるも、こっちも行列。
でも本店は外で行列で暑かったので、店内の椅子で待てるこちらがいいやと大人しく待つことしばし。
「アラビアの真珠」なる一杯を所望す。お砂糖とミルクを入れる飲み方をおすすめしていたので、最初甘いのかなーと思って一口飲むと「え?」 コーヒーが濃厚ですこし癖があるので、甘みは最低限しか感じない。
特徴のある味で、なるほど人気のわけだなーと思った。大変おいしゅうございました。
そのまま三条通りをぶらぶら、すてきそうなショットをいくつか。
足袋屋さん、まだ開店してないみたい。
Paul Smith も京都の町並みに溶け込んでこんなに和。シック。
小さい鐘がかわいい。
木屋町通りにくると、土佐藩邸跡に遭遇。
この道は、高瀬川というきれいなせせらぎが通っていて、両側に柳があり、緑が多くて赴きのある通り。
もと池田屋も近かったのだけど、時間がなく先を急ぐ。
その後、新京極で少々おみやげを買って、自分にも半幅帯とかたびっくすを買って、いよいよ嵐山へ。
はあ、長くなっちゃった。
次回嵐山へつづく。
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コメント
◇かおるさん
あはは、けっこうふつうの街歩きも楽しいもんですね。地元の方とお話したりして。
錦市場は、新しいお店が多かったのかー。おみやげっぽいところかな。ふつうの八百屋さんや魚屋さんがおもしろかった。
イノダコーヒ、たしかに丸いカウンターがあった!
真中が厨房みたいになっていて、たしかに働いていたよ。わたしの席はカウンターじゃなかったけど、おもしろい作りだなーと思いました。
うふふ。かおるさん胃が弱いもんね。ちょっと重たいかな。でもおいしいね。本店はもっとクラシックな感じなので、今度は入ってみたいです。
投稿: しづく | 2010/09/29 21:00
しづくさんの行かれたところ、雰囲気がみんな分かるので、面白いです。
錦はこの前、久しぶりに行ったんやけど、随分表情が変わっていた。昔はどこにでもある商店街、やったんやけどねぇ。新しいお店が増えてた。
それでも昔からのお店もあって、頑張ってるな、と思った。
イノダコーヒー、私も好きでよく行ってる。
朝は地元のおっちゃんが多いんとちゃう?
なんか、朝はコーヒー屋さんから始まる人、多いから。
私は三条店の奥のカウンターが好き。
職人気質のひとが、ぴっかぴかに磨き上げた鍋とかを、かちゃかちゃしてるのを、見るのが好き。
音楽かかってないし、みんなもあんまりしゃべらないから、食器の音が気持ちいいの。
白い服は糊がぴしっとかかっていて、おすし屋さんのカウンターで飲んでるみたいに錯角しちゃう。
ただ、コーヒーが濃うすぎて、お腹壊すんやけど・・・
投稿: かおる | 2010/09/29 14:44