京都嵐山ひとり旅
9月20日、阪急河原町より、桂乗換で阪急嵐山へ向かう。
嵐山って、じつは駅が三つもあったのだ。
この阪急嵐山とJR嵯峨嵐山駅だけだと思っていたら、もうひとつ、嵐電嵐山本線嵐山駅があった。
このときはまだそれに気付かず、この電車は、地図上嵐山駅につくものだと思い込んでいた。
駅に降り立ち、コインロッカーに荷物を預けようと周辺地図をみて、「あれ?」
渡月橋より南にいるではないか!
がーん。
見たいルートを回ると、この駅には戻らない。最後はJR嵯峨嵐山より京都へ帰る予定だったからだ。
しかたなく、がらがらカートをひっぱって、砂利道は手に持ってとぼとぼ行く。とほほ。
紅葉の季節には、かなり風光明媚な場所らしいが、いまはまだ緑。
川幅がたっぷりとして気持ちいい。
観光客でにぎわいをみせている。
そこから天龍寺をめざす。こちら世界遺産でございます。
雄大な庭園、雲龍図が有名で、一か所でみどころが多いのでここ、と決めていた。
法堂の天井絵は、直径9mもある「八方睨み」の龍で、古いものは焼けたり、損傷して、新たに加山又造画伯が描いたものとなっている。これ見るだけで、別料金でした。500円だったかな。
でも、秋の特別拝観とやらで見られるようなので、しっかり見てきました。
みなさんと同じように、ぐるぐると1周、龍に睨まれ、睨みながら。
真下に行って、黒目と白眼の位置関係を観察したけど、とくに偏りはなく真ん中に描いてある。
あとは遠近法と、くねるような姿態のデザインが「こっちを見てる」錯覚になるのだろう。
さすが巨匠。スケールのおおきなすばらしい作品でした。
本堂にあがり、(カートは手で持ち上げて)お庭や襖絵、置物などを鑑賞。
お庭の縁に腰掛けて、ゆったりと庭をみる。
そう、嵐山で、これがしたかったことだった。
石と池と緑。
何時間でも座っていたい・・・。
お庭からふとふりかえると、龍が睨んでいた。ふすまらしい。写真OKのようだったので、こちらはパチリ。
ガラスが入っているので、庭が写りこんじゃってますが、迫力は伝わるでしょうか。
本堂を降りて、庭へ。季節の花が楽しめ、広々している。
何人かお参りしている人がいたので、近寄って見ると、「硯石」とある。
なるほど硯の形。筆の上達を願ってお参りするそうな。わたしもお参りしておく。
お庭をぬけて、北門へ向かうと、竹林の道、という名所がある。
足を踏み入れると、おもわず「わーっ」とためいき。
細い山道の両側に、美しい竹林が続く。
上品なのは、壁が葦のような自然の柵で統一されていること。色彩的にもビューチフル!
源氏ゆかりの野宮神社に立ち寄りつつ、大通りへ。
最後の目的地、うなぎ料理の廣川へ。
この店は、京都関係の本をいくつか読んだときに載っていたので最後の昼はここにしようと思っていた。
入口も上品な感じ・・・だが! ここも行列だった。
お昼も1時半すぎてるのになー。でも他に探す気力もなく、じっくり待って奮発してうな重定食をいただきました。鯉の洗いと、うざく付き。
うなぎはふっくらジューシーで満足。
ここからJR嵯峨嵐山へ向い、京都駅へ。
旅も終盤。3連休の関係で、禁煙席指定は、2時間後になっちゃった。
おみやげをみたり、お茶して無事帰路につきました。
京都駅、どこも行列、ぐったりでした。
この日の歩数、19,707歩。がんばったーあたしー!
緊張もしたけど、楽しかった。ミッションをこなす感じで、満足できました。
やっぱり日本だと安心感が違います。
またいつかやってみたいな、ひとりたび。
おつきあいいただいたみなさま、ありがとうございました。
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