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2009/12/03

【装丁】 『女のうた』 

詩集です。著者は河田日出子さん。市井社刊。

見本が仕上がってきて、ほっとする。心配していた背幅、ぴったりだ!
装丁へのリクエストは、「タイトルは横書きが似合いそうな気がする」「着物の柄がつかいたい」「黄色がすき」という3点。
わたしも着物の柄がとても好きだが、一種類だけを全面にというのはちょっと平凡かなと思い、縁起のいい亀甲模様に切り抜いた、きりばめ細工のイメージを作ってみた。
河田さんの詩と、タイトルの「女のうた」から、「絣」のイメージが浮かんだ。
でも絣だけだと、地味になっちゃう。もっと色味を組み合わせてコントラストを持たせてみた。

素朴な感じを大切にするため、カバー紙は織柄風にみえるような横縞をいれたものを、ニス引き仕上げに。

タイトルのフォントは、筆文字風のやわらかいもの。「うた」がひらがなだったので、しなやかなラインがいい。
バランスを取るため、文字を調整している。

帯文は、詩集の中から引用。最初ふつうに並べたのだけど、やっぱりおもしろくない。
朗読する抑揚のようなものをつけたいと思い、文字の大きさや配置を調整してみた。
帯は白抜き文字の場合、濃いビビッドカラーを選んでしまいがちだが、今回はふわっとしたイメージにしたかったので、文字の可読性を保ちつつ、できるだけ明るめの薄い色を選んだ。
P1000245

いつもながら、無事に産み落とした気分。もう次のゲラ読みが始まっている。

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コメント

◇ま のすけ 様
 メッセージありがとうございます。
 天側の色は、うすいオレンジなんです。見返しも含め同一色相でのコーディネイトになっています。

 切ばめを引き立たせるため、臙脂色がけっこう沈んでいますので、帯に寒色を持ってくると暗くなるような気がしました。
 帯文につかった著者の詩のふんいきも大切にしたいと思いました。

 どこでバランスをとり、決断していくか。そこに至るまで苦しめば、納得する答えが出るはず、と毎回思っています。そして、著者に喜んでいただけることが大切だとも。
 S社でオレンジの帯、ありましたか? わたしの知る限りは、見たことないのですけど・・・。

投稿: しづく | 2009/12/08 09:21

 自分なら、帯の色は、カバーの天の桃色(?)をひき立てるような色の帯にしたかもなって・・。
 S社さん、帯の色、結構このオレンジ使われるのが多いですよねぇ。
 確かに、背だけで見たときには、目立つ色なんですが、今回のカバーとは、
 ちょっぴぃーり、色の相性が悪いようなそうでないようなな感じが…。
  ゴメンナサイ。 でも、もったいない感が消えないかもです・・。

  六角形の模様部分は、とても成功してるように、写真では感じました。(微笑)

投稿: ま のすけ | 2009/12/06 23:55

ま のすけ 様
 熱、ひどくならずになによりでした。インフルじゃなかったのですね。
 すみません、「帯の色は、動かさなかったの?」の意味がよくわかりません。weep 色が動かせないとは専門用語なのでしょうか・・・教えてくださいませ。 

投稿: しづく | 2009/12/05 10:39

帯の色は、動かせなかったの?
 表紙のデザイン(特に模様部分)、好いですねぇ。(微笑)

 おかげさまで、あれから間もなく熱下がりました。

投稿: ま のすけ | 2009/12/04 16:12

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