【装丁】 『もの思いの論』
草壁先生著の『もの思いの論』、見本が印刷所から届いた。
ジャーン!
けっこう分厚いです。10章あります。
一番心配だった、カバーの背幅と袖幅(折り返すところ)。実物をみてほっとした。
当初は、考える人のブロンズ像をデッサンして、ワイヤーイメージの抽象画に描き直したものを使おうと思っていた。今回、水源さんのイラストが入るので、合わせてみてるうちに、かち合う気がして、シルバーウィークをつぶしてもうひとつ案を1から作った。
わたしが最初に読んだゲラからも、進化していて、流れる思いのイメージ、思いをまとめ、自分の中心線を見出すことから、竜巻とか、渦潮のイメージが浮かんだ。
そこから色のコーディネイトとともに描いたカバー画がこれです。
今回、月刊『五行歌』の五行歌日誌でおなじみの、水源純さんのイラストが10枚以上入っている。ほぼこの本のために描かれたもの。
「思い」「心」「精神」の違い。もの思いにより、自分をまとめ、より最高をめざして詩歌を書いていくこと。
草壁先生が語りかけるような文体で、日ごろおっしゃってることが、わかりやすくまとめられている。
わたしがいうのも手前味噌なのは十分承知だが、ぜひぜひおすすめしたい一冊である。
書籍データ紹介)
草壁焔太著
『もの思いの論-五行歌を形作ったもの』
第一章 思いとは
第二章 もの思いの具体例 五行歌で語る
第三章 思いの体系とその作り方、使い方
第四章 「思う」は内面を統合し、操る
第五章 古典にみる最高のもの-思い
第六章 実作が教えたもの-思いのたいせつさ
第七章 人間論
第八章 宇宙と人間
第九章 文化論
第十章 五行歌はなぜよいか
ISBN978-4-88208-097-8
税込 1,500円
市井社
<近日刊、予約受付中>
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