うそつき、ちくちく
先日キモノバザーにて手に入れた、この単衣。
「戦前のものじゃないかしら」とお店の方が言う。
古い。だけど、なんともモダン。
1000円。もちろんシルク。生地としても安いので、即お買い上げ。
家に帰ってしげしげ見ると。
シミあり、一部虫食いあり。とくに上前という致命的な位置に、目立つシミが二か所もあった。
あー、なんでよく見ないで買っちゃうんだよ・・・。
単衣のキモノとして着られるようにするには、手入れ代で1万円以上飛ぶだろう。
あきらめて、何かにできないか考える。
「そうだ、うそつき襦袢にしよう!」と思い立つ。
それで先週の連休からちくちく。
二部式襦袢の襦袢袖を外して、スナップをつける。
本には、7.5cmおきに5個つけると書いてあったが、めんどうで3個に。
単衣の袖だけはずして、内側にスナップ。
うそつきの出来上がり。
あとは、二部式襦袢の下を作れば完璧なのだが、かなりほどくのに時間がかかる。
いや、ここまでもかなり時間かかっている・・・。
なので、残りは、また時間があるときに。
二部式の白の裾除けはあるので、その組み合わせならいける。
と、紬に合わせてみると・・・。
オーマイガッ!
袖が長いじゃあーりませんか! 54cmもあるよー。
どぼじよう・・・。
上で調整するとしたら、スナップもう一度やり直し??
あうー。
今日はここまでで限界でしゅ。
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コメント
しづく様
お返事感謝します。
一つ一つ、心を込め
大切にされる方なのですね。
私も心がける必要を感じました。
とっても勉強になります。
ありますございます。
m(__)m
投稿: いちご | 2009/03/28 01:58
◇いちご様
ありがとうございます。
下のうそつき襦袢を完成させるには、まず晒しを買ってこないといけないのでまだまだかかりそうです。
それでも、着物を丁寧にほどく作業は、縫った人の仕事をたどっていくこと。その手間やくふうに驚かされます。糸を引くとキュッキュッと絹が鳴くのも一興。
こういう手仕事の時間は至福のひと時です。
投稿: しづく | 2009/03/25 08:56
はじめまして!
最近、読者になりました。
センスがよいですね。
完成を楽しみにしてます♪
投稿: いちご | 2009/03/24 22:12