巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡
国立新美術館。
やらなきゃいけないことがいっぱいたまっているのに、行かねばならぬ、行かねばならぬ。
パリには行けなくても、六本木なら行ける。
建物のロビーとは想像がつかないくらい、中には人がいっぱい。
平日朝一でこれだもの、土日はかなりのものだろう。
たっぷりと160点あまり。
初期の頃から晩年のものまで、最後まで情熱も筆力も衰えないことに舌を巻く。
ラインの見切りのすごさ。
数本の線分で女の体を描いてしまう・・・。
ラインの自由なこと。形は奔放だが、色彩は緻密な計算を感じる。
何度も塗り直してるもの。
圧巻は、「ドラ・マールの肖像」と「マリー=テレーズの肖像」
ほとんど同じポーズなのに、色彩とラインで二人の女性の本質の違いがよくわかる。
どんな目をしてるんだ・・・・。
なぜここが青でここが緑と選べるんだろう・・・。
目の前のものから、どんどん本質にせまっていって、イマジネーションと美しさのバランスの構成力で生み出されるのだろうか。
「包帯を巻いたフランソワーズ」の流麗なラインが、ほしい。すごくほしい。
わたしの手にも。
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