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2008/12/29

八つ頭

27、28日と家族で一泊慰安旅行へ。
近場で、何回か行ってるお気に入りの宿。
ベランダから見える山はすっかり裸の木のシルエット。
版画にしたいような造形。

Rimg0655


自然のうつくしさにかなうはずがないのに、なぜ人は絵を描いたり彫刻したり、土を練ったりするんだろうね。
うつくしさへの衝動をどうしたらいいかわからなくて、つくらずにはいられないのかな。

あこがれなのか、嫉妬なのか。
並べるとこのふたつは似ていて、でも結果が大いに違う。
たぶん見ているものが。

帰りにおみやげものの並んだ通りで、お野菜を売ってる店をみつけた。
大きな八つ頭が一袋400円。おお! 近所のスーパーでみたとき、大きな一つが700円以上していた。
柚子3個で105円と合わせて買い求める。
Yatugasira
この写真は、大中小とあった、中のもの。
八つ頭は、お正月料理の煮物の定番だが、夫の実家ではあまりでてこない。
八つ頭の煮物は、わたしの実家の味だ。
帰宅して夕飯に煮てみる。アルミホイルで落としぶたをして、ことことと。

やわらかくもっちりとして、家族にも好評でした。泥つきのとれたてな感じもよかったのかな。
31日から北関東へ帰省します。
ひそかに見守っていてくださるみなさま、今年もありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
よいお年を。

しづく拝

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2008/12/24

WBC世界フライ級タイトルマッチ、内藤大助TKOでV4!

ボクシングが好きなのは夫でわたしではないのだけれど。
この試合にはひきつけられた。
29歳 VS 34歳。

挑戦者がちょっとぐらっとした瞬間、どこにこんなパワーがあるのかという11回に、猛烈なラッシュで挑戦者を撃沈させた。
感動・・・・。

不安をぬぐうためには、納得できるまでの練習を積み重ねるしかなくて。
まわりは「タレントになれば」とかいう人たちでも。
集中力。スタミナ。
最後まで足が止まらなかった。

終われば相手に「ありがとう」を言い、ファンの方に感謝を述べ、ぺこぺこおじぎしてしまう性格で。

すごいよ、内藤チャンピョン!

文句はいえても何もできない、結果も残せないひとが多い世の中で、あなたは真実の人だ。
あなたが見せてくれたファイトは、大切なプレゼントになった。

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2008/12/20

ホームスター pure がきた

昨晩は、夫とW忘年会。
先に帰宅したわたしが、土曜日の歌会プリントを作ってると、「ただいま~」と夫が帰宅。
なにやら東急ハンズの赤いふくろを下げている。

「それなになに?」と聞くと、

「星みる?」

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ビンゴ大会で当たったという。
SEGA TOYSで出している、「家庭用(笑)プラネタリウム」なるものだった。
乾電池をいれて、上部のレンズから光がでる。
部屋を全部真っ暗にしてスイッチをいれていると、リビングの天井にたくさんの星が「たいらに」うつった。

なるほど・・・天井がまるくないと、こうなるのかー、と妙に感心しながらも、けっこう家族で楽しんだ。
板を差し替えると、星座の線が描いてあるものになる。
でもプラネタリウムと違って、線で結んであるだけなので、有名な星座しかわからない。

それにしても・・・星ってなんで見ていると癒されるような気持ちになるんだろう。

はるか何億光年という遠くのものが見えるという不思議さ。自分がちっぽけに見える感覚。
手に届きそうで届かない、夢の象徴。
いつみても美しいこと・・・
などあれこれおもいをめぐらせるのであった。

年末はいつもどおり帰省するので、東京より多いほんものの星空も見上げようと思った。

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2008/12/10

巨匠ピカソ 愛と創造の軌跡

国立新美術館。

やらなきゃいけないことがいっぱいたまっているのに、行かねばならぬ、行かねばならぬ。
パリには行けなくても、六本木なら行ける。

Picasso

建物のロビーとは想像がつかないくらい、中には人がいっぱい。
平日朝一でこれだもの、土日はかなりのものだろう。
たっぷりと160点あまり。
初期の頃から晩年のものまで、最後まで情熱も筆力も衰えないことに舌を巻く。
ラインの見切りのすごさ。

数本の線分で女の体を描いてしまう・・・。

ラインの自由なこと。形は奔放だが、色彩は緻密な計算を感じる。
何度も塗り直してるもの。

圧巻は、「ドラ・マールの肖像」と「マリー=テレーズの肖像」
ほとんど同じポーズなのに、色彩とラインで二人の女性の本質の違いがよくわかる。
どんな目をしてるんだ・・・・。
なぜここが青でここが緑と選べるんだろう・・・。
目の前のものから、どんどん本質にせまっていって、イマジネーションと美しさのバランスの構成力で生み出されるのだろうか。

「包帯を巻いたフランソワーズ」の流麗なラインが、ほしい。すごくほしい。
わたしの手にも。

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2008/12/05

矢島美容室とかバブルガムとか

いつものお風呂タイム。
ラジオから聞こえてきたのは、「今日のゲストは、バブルガム・ブラザーズのお二人です」
そういえば、最近再結成したとか。新曲のシングルも出したらしい。

「Daddy's Party Night」いやはやこれが、なんとも懐かしのサウンドで。
うちら(どちら?)ディスコ世代には、たまらんビート。イントロビージーズ? みたいな。
ゆうつぶ
おもわず、裸に泡の衣装で踊っちまったぜぃ。

それと、最近みかける「矢島美容室」の完成度の高さはすごい。
ネバダからきた元ヌードダンサーのママのど迫力ボーカルとお色気、ナオミのキュートさ、ストロベリーの天真爛漫。ルックスでひく人も多いと思うが、彼女たちの歌を聞いてみてほしい。

ニホンノミカタ-ネバダカラキマシター

日本を元気にしてくれる歌詞。とぼけているけど、底抜けに明るくてパワーがあって。
いまの日本はへんな殺人事件が多くて、不況でリストラで、心も体も病んでいる人が多くて。
苦しくても笑える力があれば。

年末のきらめくライトの中にふさわしい、虚飾にまみれた中からほんものの光を届けたいという純情みたいなアーチストの心を見た気がしたんだ。

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