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2008/07/21

COROT コロー 光と追憶の変奏曲

三連休。
ほぼ読書三昧、だったのですが、いっこくらいおでかけもないと。
国立西洋美術館にて、19世紀フランスの画家、カミーユ・コロー展。
今回、ルーブル美術館より初来日の作品もあるとか、三連休最後の午後遅めをねらって出かけた。

コローというと、やはり森の小道を描いた風景画が印象的だが、そこへたどりつくまでの軌跡がみてとれる。
森の中のあの構図は、コローの世界観の集大成のような気がする。
色調は全体的に押さえて、光と影をよくとらえている。
いい目をしている。

丁寧で緻密な仕事、というところか。大変うつくしい作品が多い。
絵が一枚しか売れなかったゴッホに比べると、いろんな賞をとったり、評価も高く、画家としては恵まれていたような気がする。ひがな一日森にこもって、キャンバスに向かう・・・。

でもなんか心を揺さぶられるものがうすい気がする。
なんでかな。
ええ、まあきれいですね。で終わってしまう。(夫はよかったよかったを連発していたが・・・)

なんかもっと人を描いたもののほうが好きなのかもしれない。
マティスの躍動感とか、ルノワールの肉感とか、ゴッホの情熱、岡本太郎の生命力とか。
わたしには、おとなしすぎるコローであった。

でもほんとにきれいだし、風景画のお手本としては素晴らしい感じでした。

時間がなくて常設はスキップ。

表のロダンの彫刻だけいくつかほれぼれみて帰宅しました。
みんみんゼミがみんみん鳴いていました。


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