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2008/06/11

井上雄彦 最後のマンガ展

土曜日のリベンジ。
20080611checket
土日をあきらめて、平日に行くことにした。今回は、ファミマで平日チケットを予約した。
MixiとかWikiで事前調査も済ませた。万全。
行ってみると、列は50人くらいいたけど、進んでいる。横をみると13:30くらいでも当日チケットはまだ売られていた。土曜日もそうだったけど、並んでいる人は、圧倒的に若者ばかり。

ファンの方には怒られるかもしれないけれど、わたしは、『バガボンド』を読んだことがありません。井上雄彦という漫画家の名前と、いくつかの絵を知っていただけです。
だけど、その数枚しか見てない絵が、あまりにものすごい迫力と、筆力っていうか細かさというか、命が息づいてる線に驚愕したことがあったのです。
だから、どうしても見に行きたかった。自分の中の何かが、「コレハゼッタイミルベキダ」ってずっと囁き続けていた。
今回特に、ペンを筆に持ち替えた、と聞いて、ますます見たいと思った。

わたしの心の声は、まちがっていなかった。
すばらしかったです。

作品は、特大の和紙に水墨画のように描かれている。順番に見ていくと、ストーリーになっていて、この物語の進む方向がだんだん見えてくる。
いくつかは、マンガのページを大きくしたパネルもあり、文字だけのスペースもあり。
壁に直接描かれたものもあり、会場全部が作品でした。

描いている人物の心象風景を、これほどまでに絵だけで描ききろうとした人を知らない。
まんがって、何? とさえ思った。
髪の毛の一本一本、森の道端の草の葉の一枚一枚でさえ、克明だ。
絵の一枚一枚もすばらしく、かつそれが全部ストーリーになってるって、なんてすばらしい企画なんだろう!

Mixiで予習していてよかったこと。
木刀に近寄って、その表面に刻まれている、文字を読みました。
念のため、係員の人に「見ていいって聞いたんですけど」って断って。
あれを見なかったら、大損です。
わたしの後に、覗き込んでいた人が、気がつかないのでおせっかいにも教えちゃいました。

さらに、出口のところにあるQRコードにメールするとお返事がくるといううわさも。
後で送ってみようと思う。
楽しみ。

チケットをとるのが面倒でしたけど、すごく満足した展示でした。
しびれました。
20080611saigonobasyo


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