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2008/05/31

ブックカバーをちくちく

娘のリクエストで、新書版が入るブックカバーがほしいとな。
縫物モード全開のときに言われたので、さっそく作ることに。

BookcoveroutBookcoverin

使った布は、前のなんかで余ったやつ。裏地はパッチワーク用に確保していたストック。
参考にした本を下に置いてみた。
型紙は、文庫本サイズだったので、新書へデザイン変更・・・したはずがちょっと高さがぎりぎり
ゆるくチドリ格子ステッチで綴じて、乗り切る(笑)。

しおりは、アクセサリー用の革のコード(中にテグスがしこんであるのでしっかりしてる)。
さきっぽは、ウッドビーズを1個結んでみた。
ゴムで厚みが変わった本でも入るようにするのだが、かっこいいゴムのストックはなく、○ンツ用のゴム。
あいかわらず不細工な仕上がりだが、娘は喜んでいたので、いいや。
全部あるもので作ったので、その点は満足でした。
なんといっても、さっとすぐ作り終えるのがいいね。前回のバッグは、結局2週間かかったもの。
こんどは、シュシュのリクエストがきてるので、またつくってみたい。


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2008/05/29

桑野 量 『桜、鳴り響く』

この本は、どういうジャンルになるのだろう。
7&Yみんなの本屋さんでは、文芸>人生論>言葉の贈り物、とある。
散文詩のような文章と、五行歌。
あまりプライバシーにふれると、彼が照れると思うので簡単にするが、最初の出だしはこうだ。

僕は高校生の時に、あんまり学校に行かなかった。
「不登校」や「引きこもり」って言われてた。

彼はじっくりとした時間の中の思考と、人との出会いを経て、当時は説明できなかった「違和感」に決着をつけたいと思うようになった。

帯より

自分の感情的な思いを相手に伝える事は難しい。それは家族や友達の間でもそうかもしれない。

相手に届ける事ができなかった思い。
伝える事をやめてしまった思い。
受け止める事ができなかった思い。

僕は、その思いを橋渡ししようと思った。

SakuracoverSakurahyousi

カバーデザインは、彼のデザインイメージ案をもとに、実現する手段を相談しながら、製作した。
表紙は、やわらかいクリーム色。そこに置く文字は、オリーブグリーンを選んだ。
見返しのピンクは、作者の希望。本扉は、グレースケールで、半分だけに、サクラを置いた。
帯は、樹の幹の色。表紙のクリームとも相性がいい。
パソコンの前に二人で座って、「あー」とか「なんか違うなー」「違いますねー」とか言いながら、調整した。
彼の色彩感覚や、センスがいいので、やっていて楽しかった。
私自身、すごく満足する大変うつくしい仕上がりとなった。



Sakurain
心の弱っている人は、文字を追うのが辛いから、と文字も大きく、読みやすい。
文字の配置、章の区切りの花びらのアイディア、細部まで量くんの配慮が行き届いている。
編集の真造さんとくびっぴきで、こちらも調整していた。
わずか70ページにも満たないが、これだけのものをまとめるのに、彼はほんとに身を削るような打ち込みかたで集中していた。体を壊しやしないか、はらはらするほどに。すごくがんばったと思う。

この本をてにとって、勇気がでた、とかやさしい気持ちになったという声が届いているそうだ。量くんのことばが桜吹雪となって、救いの手を差し伸べているそのてのひらへ舞い降りますように。
そして、またここから、新たなステージへ、羽ばたいていけますように。

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2008/05/25

シャッターは下ろされたまま・・・

うーんと、これから書くことが悪口っぽく響かなければいいなと願う。
むずかしいのだけど。
相手がネットをしていないというのがわかってるので書けるズルさを利用してるから。
でも、わたしがいいたいのは、すごく本質的なこと。

昨日は、AQ五行歌会でした。
新しく二人の女性がご参加くださった。
おひとりは、やや熟年女性。以下Sさんと呼ぶ。
おひとりは、おそらく二十代の女性。

AQのほかのメンバーは、30-40代の女性5名と、30代ー60代の男性6名。
わたしたちはどう映ったのかな?

Sさんは、最初から表情が固かった。
最初のプリントを配り、選歌のときも、「なんだかお若い歌が多くてわからないわ。(点とか)つけられない・・・」とおっしゃっていた。点がつけづらいのはわかるので、その方は2首だけ○をつけて提出されたものを、受け取った。

60代のにこやかなOさんが、「わたしも最初場違いなところへ来たな~と思ったんですよ。だけどみんないい方で、もうこの5月で3年目になりました」とおっしゃってくださった。すごくうれしかった。

歌会がはじまり、1首1首、ていねいに感想が交わされ、作者コメントを聞くという時間の中、Sさんの表情を何度盗み見てもすごくつまらなそうにしていた。
歌に関心がないようにみえたのが、とてもかなしかった。
こんなにみんな熱いおもいで、しずしずと差し出される1首1首をちゃんと手にとってみてくれないって、なんてかなしいんだろう。

わたしはSさんの発言を待っていた。ようやく彼女が点をいれた歌のコメントを聞ける。
「よくわからないけど、なんか流れがよかった。ただそれだけです。」とおっしゃった。
歌のコメントは、むずかしい。7年も歌会にでてるわたしでも、いまでもむずかしくてうまく言えない。
正直がっくりきたけど、まあそんなもんかな、と思った。

もう1首のSさんの取ってくれた歌。「流れがよかった。歌の意味はちょっとわかりません」
心の中で、椅子から落ちてた。

Sさんはわたしたちにひとこともあいさつせず、さっさと帰ってしまわれた。
最初にわたしたちを見まわしたときに、すでにSさんのシャッターは下りていたのだ。

わたしたちの歌をちゃんと読んでくれていたんだろうか?
みんなの思いをすくいとろうと少しでも思ってくれなかったんだろうか?
年齢とか、経験とかにこだわらず、心を開いてほしかった。
こんなにいとしい魂たちの歌を、なぜ見てくれないのだろうとかなしかった。

Sさんはもういらっしゃらないだろうな、とおもう。
別の歌会のほうがいいのかもしれない。
年齢は関係ない。
心の開き方だ。

AQの参加者はみんな実年齢を忘れてる人が多いと思う。
そこにこだわってない。
どう感じて、どう表現するか、どう伝えるか。
そんなことを考えているひとたちだ。

表現をするって、そういうことなんじゃないかとおもった。


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ただの腰痛ではなかった。

おかげさまで、夫、23日に退院しました。
19日の説明で、骨はOKとのことでしたが、MRIの技師のコメントを確認したところ、「椎間板ヘルニア」が認められたとのこと。
ふつうは、背骨は小さい骨が縦に連結してるのだけど、第4、第5の位置が多いのだそうです。
彼の場合、第3、4番目で、横からの画像ではわからなくて、上(頭の方から)みたところ、神経を圧迫してたとのこと。
ももから膝のしびれとか痛みも、これで納得しました。
まだ歩くのに痛みがあり、来週から会社へ行くのも自信喪失状態です。
いままで仕事人間で、有給も年1日くらいしかとらなかった人ですが、徐々に意識改革中。

体がすべての資本ですもの。
大事にしてほしいです。

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2008/05/18

怒濤の一週間の中バッグほぼ完成

5・10先週のホビーショーでバティックの端切れに出会ってから、わたしのバッグ製作がはじまりました。
5・11新宿オカダヤでその端切れに合わせる麻布やバイアステープ(けっきょく使わず)などを買い、(この日の午後夫は腰痛に倒れ・・・)
5・12午後、夫会社早退
5・13夫入院・・・で、和室にテーブル、ミシン、アイロン台をぜんぶ出しっぱなしにして工房化。
その後仕事をしつつ、お見舞いに通いつつ、ミシンかけ、手縫い。

これをみよ!
080517ito
なんと比較的あたらしかった黒糸ひとまき、ほぼ使い切ったではないか!
途中、気に入らなくてほどいて縫い直したりもしたからね・・・・
下糸も3回巻いたし。
じぶんでもびっくり。

BatikbagA3bagutraji

あとは、ふた代わりのベルトにスナップをつければ完成。スナップは大きいのを買わないといけないのでまだつけられず。A3スケッチブックがすっぽり入ります。
そうです。わたしはこのスケッチブックを入れるカバンがほしくて、これを作ったのです。
6月からデッサン教室へ行くのです。
しかも、ヌードモデルなのです!

裏地はキモノ地。以前母にもらった、わたしが小さい頃来た(七五三?)キモノをほどいて、洗い張りに出しておいてくれたもの。何かにつかいたいとずっと思っていたのだけど、このバッグの裏地にしました。
もっと丈夫な裏地のほうがよかったんだけど、スケッチブックくらいしか入れないし、思い出になるなーと思ってこれを使いました。
淡いグリーンに地模様が入っています。全部地模様のところから生地をとりたかったのだけど、小さいもんだから、どうしてもすごい模様にひっかかっちゃう。なるたけシンプルな模様のところからいただきました。

それにしても、今回、ありえない力作です。
ミシンワークに自信?がもてました。うまくやる自信じゃなく、やりきる自信です。
あれこれ辛いことがあると、何か気を紛らわせたくなりますので、そのいきおいに載った感じ?
裏地、むちゃくちゃ手をかけて作ってます。娘もあきれてます。
多少、不細工なところもありますが、愛用します。


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2008/05/14

不安は痛みを増長させる

夫が腰痛で入院しますた。
数日前から異変があり、受診してCTも撮っていたのですが、日曜からおかしくなり、月曜日午後から会社を休み火曜日は車いすにも載れないほど苦しんで大変でした。
不思議なことに、痛みは波がある。
ももやひざまで痛いと訴えている。

しばらく母子家庭。

病室にぶちこみ入っても痛みで話もできない。
筋肉注射を打って、少し落ち着く。
ベッドから身動きできないため、やたらといてほしいオーラ満載。
でも、仕事もあるし、こどもも食わせにゃならん・・・。
今日からは、面会時間に行くことに。

それにしても、こっちも倒れそうだよ。
病院についていってよかった。
知らないで出社してたら、死んでたかも知れん。
原因がまだわからないので、不安になる。
きのうはあまり眠れなかった。
きっと彼も眠れなかっただろう。
ただのぎっくり腰ならいいのだけど。

こういうときって、中国の地震やミャンマーの災害のニュースを聞くのがつらい。
自分のことでせいいっぱいで。

いやしをあなたにも。
可愛すぎるペットさいこうです☆

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2008/05/10

日本ホビーショー32nd2008

かおるさんに教えてもらって、「日本ホビーショー はじめようハンドメイドのある暮らし」 in東京ビッグサイトへ行ってきました。
東展示場1-3の広々会場を歩きまわってくたくたです。
でも楽しかったぁ。たくさんのブースで、500-1500円くらいの材料費で講習会をやっていて、みんな熱心につくってる。アクセサリーだったり、額縁だったり、カードとか鉄板を型抜きしているのまで。

銀粘土は知っていたけど、「革粘土」というのもあるのですよ。(最新作らしい)
自由に造形して、あとで固めるんだと思います。最後まで見なかったのでよくわからないけど。
あれをみては買い、これを見ては買い、を繰り返し、このままではとんでもないことになる・・・と自制し・・・。
結果、今日のお買いもの。
Hobyshow080510
左上、銘仙の端切れ、帯揚げ、帯締め、下は小紋正絹の端切れ。
お店の人が京都の人で、言葉づかいがやさしい。

「ほるナビ」は消しゴムはんこの消しゴムなんだけど、二層になっていて、ほる面に色がついていて、わかりやすいの。彫ると白い地色が出る。(やったことないと、このうれしさはわからないかな?)

「手づくり豆本」のキット。写真の大きさの原稿から、豆本ができるという。
これを型紙にして、いろいろ作るんだ。うしし。

真ん中のうずらの卵みたいなのは、なんかわからない石?、木? 帯どめにどうかと思って。
ハートのは、おまけのクリップ。
中央上、まるでDSみたいなのは、水彩パレットセット。体験コーナーでぬり絵をしているうちに、なんとなくほしくなって買ってしまった。

一番右、バティックのろうけつ染め端切れ、竹のわっかでバッグを作る予定。
わたしはアジアの布にたいへん弱い。
日本のも含め、うつくしい布を見るとへろへろになる。
はぎれでもなんでも、ほしくなる。
そこを心を鬼にして、「これは、半襟」「これはバッグ」と用途の決まらないものは買わないようにした。
だって、そんなキレがいっぱいあるんだもん・・・・

バッグは、何かで裏打ちしないといけないので、まだすぐできないけど、楽しみ~!
それにしても足が痛い。
きてる人のエネルギーもものすごかった。
手作りしてる人って、お洋服とかバッグとかも個性的な人が多くて思わずチェックしてしまう。
ちょっと間違った方向へいってるおばさまもいるけど、それもまた一興。
おしきせでない、わが道をいくスタイルって、なんだかきもちいいのだ。
私もそういうひとでありたい。

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2008/05/06

髙地清子五行歌集 『雫となって』

わたくしの装丁、第五作目。とうとう完成しました・・・。
今までで一番時間がかかりました。

というのも、作品がすべて書なのでスキャンしたデータを、版面にバランスをみながら張り込み、縮小率を全部計算したんです。(まあ、エクセルがね)
カバーも今回は台紙の版下データつくりから全部自力でやりました。(イラレ猛特訓。)
表紙の図案は、素材屋さん「電網快快」のやぎさまから提供いただきました。快諾、ありがとうございました。m(_"_)m
「戦国時代前後に日本に渡来した、茶道の道具に使われる名物裂という生地に取材した壁紙」の中の一枚を使わせていただきました。印刷には、ちょっと解像度が低かったのですが、ひっそりと表紙にしこませていただきました。

SizukuomoteShidukuura
カバーの裏にあるのは、5つの章のタイトル。墨字はすべて著者の直筆です。

ShizukukasaneShidukuhonmon


判形はA4変型、並製ですがどっしりとした横長の本です。
裏移りしないように、本文紙も、いい紙使ってます。
表紙は、カバーがきりっとすっきりしたものにしたので、こってりと色味をのせました。
見返しは明るいクリーム。著者のお好みを取り入れて。
本文は、落款印の朱と墨の二色刷り。
いやいや、豪華です。
タイトルに「雫」も入っていて、思い入れの深ーい作品になりました。
税込定価、2,000円。連休明けから配本になりますので、もう少ししたらネット書店からもご注文できます。よろしくお願いします。(笑)<ちょっぴり営業。

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メイドめがねっこのおすすめ

20080505263
冷たいんですか・・・。

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2008/05/03

初岩盤浴

夫実家へ帰省1日目。
夫が散策中に、一枚のチラシを手にもどってきた。

「岩盤浴・溶岩浴」

と書いてある。そこは実家から歩いてでも行ける距離。
行ったことないし、疲れがとれるかも、と二人で出かける。
フロントとかロッカーとか、いわゆる健康ランド風。
個室が予約でとれたので、貸してくれる作務衣風上下に、すっぽんで着替える。
タオルも敷く用と、汗ふき用と、バスタオルとあり、ミネラルウォーター1本もサービスでついてくる。

岩盤浴のほかに、もえぎ風呂とか、ゲルマニウムなんとかとかもあるけど、とりあえず、初心者なので岩盤で。
ゾーンに入ると、もうむわっとした熱気。
個室は、長細い石?が二つ並んでいて、そこに敷きタオルをひいて寝っ転がる。

うつぶせ5分、あおむけ10分、休憩5分を1セットにして、90分。
おなかが温まるのはなかなかいい。
休憩所の本でみたら、50℃くらいらしい。熱いけど、サウナみたいにいられないほどじゃない。
一応原則通り、15分したら休むようにした。

係りの人の説明とおり、無臭のさらさらの汗がでる。
お肌はすべすべ、になったような気がする。
北関東は寒いので、「冬はこれいいねー」と二人の意見が一致する。

お客さんは圧倒的に若い女性が多い。
男性客はほとんど見かけない。
義母によると年金生活者には、ちと高いそうだ。スーパー銭湯みたいなのが300円ー700円くらいであるとのこと。

わたしは先にでてシャワーを浴びたり、髪を洗ったりあれこれしたのだが、ほんとはシャワーやせっけんで流さない方がいいらしい。温泉と同じなのか?

とにかくじっくりあったまって、汗がいっぱいでたせいか、非常にすっきりさっぱり。
入口のソファーでややぐったり座っていたら、冷たいよもぎ茶もサービスしてくれた。
なかなかサービスもいい。

東京のはどんなのかよく知らないが、実家へ帰ったときの楽しみがひとつ増えた気がする。

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脱東京

2-3日、出かけてきます。

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