思わず手がふるえる・・・
今日の午後はPTAの用事で出かけていた。
小雨ぱらつくなか、風が強くて寒く感じる。
このまままっすぐ帰ろうか、本やに寄ろうか悩みつつ、信号が行けと点滅している・・・。
文庫絶版本特集をやってる東京堂書店ふくろう店へ入り、その流れで美術書専門店へふらふらと入り込む。
ぱらぱらと手に取りながら、書棚を一周したとき。
「え?」
それは手に入ると思ってもみなかった本だった。
YOKO ONO 『Grapefruit: A Book of Instructions and Drawings 』の原書。
パラフィン紙をまとったかわいい正方形の黄色い本。
1964年東京で500部限定で出版されたと聞いていた。
翻訳されたものはよく見かけていたし、文庫になってるものもある。
ああ、でもこれは原書だよ? 思わず手がふるえた。
これは、その後1970年にdrawingを追加して再販されたとある。発行年は2000年。
全体にとてもきれい。
どきどきした。
そぅーと値段をみてみる。
カバーに、15ドル、とある。
この古本屋さんの値段は・・・・1000円。1000円1000円1000円1000円・・・・またまた雷に打たれる。
いいのか、1000円でいいのか?
るんるんと大事に持ち帰る。
Amazonでチェックすると、中古で566円から最高 7,559円 だった。
いい買い物したなー。
なによりも、偶然入った本やで出会ったのがすばらしい。
本がささやいたのだ。
「わたしをみつけて」
ブラボー! 古本屋in神保町。
PS:カバーがパラフィン紙にくるまれていたのは、その古本屋さんの配慮だと思われ。
するっと取れないように、上下左右を折ってカバーにはさんである。
本への愛情を感じて、ますますぐっとくる。
あとで調べたら、入った本屋さんは、美術古書をあつかう「BOHEMIAN'S GUILD」ですた。
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コメント
◇すいすいさん

お、さすがすいすいさん。ご存じでしたか。小川町からすずらん通りに移ったのは先月らしいです。ぜんぜん知らずに匂い?につられて入ったところ、ビンゴでした。
あとでネットでみたら、2Fもすてきなんですね。あまり時間がなかったので、1Fしか見られませんでした。こんどは、2Fでまた~りとしたいです。
時間感覚・・・、はっとすると2時間とか
たいがい足が痛くなって、やめる感じですね。<
投稿: しづく | 2008/04/23 10:05
ボヘミアンズ、いいお店ですよね!
時々掘り出し物があります。
でもあのお店、時間感覚がなくなるのが恐怖です。
これは本屋全般に言えますけれども。。
投稿: すいすい | 2008/04/22 00:01