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2008/04/29

帯留め構想

29日ゴールデンウィークの始まり。
娘は友だちとお出かけ、夫も友だちとハイキング。
わたしは家で、自分のセーターをたくさん洗濯。
こまかい用事を片づけたり、ネットオークションをのぞいたり。

午後になって、ふいに浅草橋へ出かける。

浅草橋の駅のそばに「貴和製作所」という、アクセサリーパーツの専門店があって、とってもお安い!
帯留めの材料など探しに行こうかと出かけたのだった。

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全部ベネチアン・ガラス。
左上、ブルーのオーバルの形。「ヌーボラ」という名前がついてる。「ヌーボラ」は、「雲」という意味らしい。
陶器を思わせる色づかい。これは、帯留め金具にそのままつけていけそう。

真ん中と右上。正方形で、ガラスの中央に金と、白金が流し込んである。
一粒でもけっこうなお値段。
しかしひとめぼれ。
これも、四角いクリップタイプに乗せると、まあ、ジャストサイズ!
白と金と、使いこなせそう。

左した。
ちいさなさいころみたいでしょ。こちら、上のガラスのサイズ違い。
WGは、まったく同じ。
茶色に見えるのは、色違い。
最初は、おおきな□と茶の小さな□を組ませたらどうかと思ったんだけど、4つ並べるとこれもカワイイ。
うーん、ともだえる。

右下、黒に金を流しこんだもの。
これも1粒でちょっとお高いけど、ものすごいすてき。
こちらも金具に乗せるだけでいけるでしょう。

なぜ作ってないかって?
いや、ボンドがなかったんです・・・・。

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2008/04/22

納得のいく判決

山口母子殺害事件差し戻し控訴審で、広島高裁は元少年に死刑判決を言い渡した。
事件の残酷さ、加害者の年齢、戦う遺族、前代未聞の大弁護団と、話題にことかかなかったこの事件、ずっと注目していた。
判決を聞き、新聞の判決要旨を読み、久し振りに溜飲が下る思いがした。
裁判官は、供述を翻した件について、不自然だと指摘し、信用性にかけ、反省心を欠いたことがこの死刑判決へ導いたことを明確にした。

思えば、あの弁護団のやったことはなんだったのか。
まるで逆効果だった。
供述を翻さず、罪を認め、きちんと謝罪することへ導いていれば、無期懲役だったんじゃないか?

・・・・・。ともあれ、この結果は、青少年の大きな犯罪抑止力になると思われる。
罪と罰。
被害者の家族として、矢面に立ちつづけた本村さん。
彼の存在は多くの問題を、世間に問いかけた。
ご冥福をお祈りするとともに、本村さんが少しでも明るく暮らせる日が訪れることを願ってやまない。

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2008/04/20

六義園散策

お天気がいまひとつだけど、天気予報は晴れにむかっている。
比較的近場へお散歩へ行こうということになり、夫とでかける。

南北線駒込駅で降りると、もう目の前に六義園がある。
つつじ祭りの看板をみながら、園内に。
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ここの樹には、かわいい札がついている。
彫刻刀で彫ったような、手作り感満載の可愛さ。


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つつじが築山の斜面いっぱいに植えられ、つぼみをたくさんつけている。
ちらほらと咲いているのも。色鮮やか。


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有名なしだれ桜は、青々と葉が生い茂り、ちいさなさくらんぼをつけている。
藤棚にも、藤の花がそろそろ咲き始めている。


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松をよくみると、松ぼっくりがなってるのとなってないのがある。雄株と雌株なんだろう。
松ぼっくりの若いものは、鮮やかな黄色をしている。
青々としたカエデに囲まれた東屋。
ようやく光がさしてくると、緑が目に沁みるよう。


池に鯉やかめがいて、いくらみててもみあきない。
滝の近くのきれいな水には、ざりがにがたくさんいる。
さすがに、ここではざりがに釣りをする人がいないのだろう。みんなのんびり。

ここには初めて来たのだが、樹の大きさと鳥の多さにびっくりした。
うぐいす、鳴きまくり。
大きな木は、どれも歩き出しそう。木の精霊がいる。ぜったいいる。

お天気と花の中途半端さで人も少なめ。のんびりできました。


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2008/04/19

思わず手がふるえる・・・

今日の午後はPTAの用事で出かけていた。
小雨ぱらつくなか、風が強くて寒く感じる。
このまままっすぐ帰ろうか、本やに寄ろうか悩みつつ、信号が行けと点滅している・・・。

文庫絶版本特集をやってる東京堂書店ふくろう店へ入り、その流れで美術書専門店へふらふらと入り込む。
ぱらぱらと手に取りながら、書棚を一周したとき。

「え?」

Grapefruit

それは手に入ると思ってもみなかった本だった。
YOKO ONO 『Grapefruit: A Book of Instructions and Drawings 』の原書。
パラフィン紙をまとったかわいい正方形の黄色い本。
1964年東京で500部限定で出版されたと聞いていた。

翻訳されたものはよく見かけていたし、文庫になってるものもある。
ああ、でもこれは原書だよ? 思わず手がふるえた。
これは、その後1970年にdrawingを追加して再販されたとある。発行年は2000年。
全体にとてもきれい。
どきどきした。

そぅーと値段をみてみる。
カバーに、15ドル、とある。
この古本屋さんの値段は・・・・1000円。1000円1000円1000円1000円・・・・またまた雷に打たれる。
いいのか、1000円でいいのか?
るんるんと大事に持ち帰る。

Amazonでチェックすると、中古で566円から最高 7,559円 だった。
いい買い物したなー。

なによりも、偶然入った本やで出会ったのがすばらしい。
本がささやいたのだ。
「わたしをみつけて」
ブラボー! 古本屋in神保町。

PS:カバーがパラフィン紙にくるまれていたのは、その古本屋さんの配慮だと思われ。
  するっと取れないように、上下左右を折ってカバーにはさんである。
  本への愛情を感じて、ますますぐっとくる。

  あとで調べたら、入った本屋さんは、美術古書をあつかう「BOHEMIAN'S GUILD」ですた。

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2008/04/12

佐倉市 川村記念美術館

若い頃から夫と共通の趣味といえるのが、美術館めぐり。
お天気もいいということで、千葉佐倉市にある、川村記念美術館へと足を伸ばす。
夫は、人ごみが嫌いなので、休日に込みそうなところは避ける。たとえば、国立新美術館で、モディリアーニをやってるけど、絶対選ばない。

上野から京成の特急に乗って、約1時間。佐倉の駅前から無料送迎バスで30分ちょっと。
こちらはリンクでサイトをみてもらえばわかるが、広々とした庭園があり、自然散策路もある。桜の時期をはずしていることもポイントである。
といっても、菜の花やすみれ、紫モクレン、しだれ桜など、十分に楽しめた。

創業100周年記念展をやっていたので、入場料は常設を含め1500円。ま、マティスだしな、と納得。
展示室は、常設からはじまったのだが、1階フロアーのコレクションの豪華さに目を剥いた。
ルノワールがいきなり3点、ピサロ、モネの睡蓮、ジョルジュ・ブラックのマンドリン、ピカソ2点、マリー・ローランサン、シャガール2点、レンブラント、カンディンスキー。

日本画は、尾形光琳、上村松園、横山大観と少ないがビッグネームが並ぶ。

さらにエルンスト、ミロ、マグリット、マン・レイ。
2Fにはジャクソン・ポロック、サム・フランシスもある。
常設だけでかなりおなかいっぱい。

とくにすてきだったのは、106展示室、「ロスコ・ルーム」。
部屋にはいったとたん、ふぁーと歓声をあげてしまう。1枚の横幅が4m以上ある巨大なカンヴァス、壁一面に1枚、もしくは2-4枚、全部で7点、一室に飾られている。
リンクから実物の写真を見ることができる。

当時のロスコは、グループ展などで他人の作品と同じ部屋に作品が並ぶことを嫌い、自分の絵だけでひとつの空間を創り上げたいと切望していました

この部屋は、作者ロスコの意図を忠実に、最高のパーフォマンスでみせてくれる。
平面なのに、まるで部屋全体の空気が立体作品みたい。
まんなかにあるソファに座りこんで、何時間でもいたい気持ちになる。

あと、常設でいちばん対話したのは、パブロ・ピカソ『シルヴェット』だった。
こちらもどんなに見ても、見あきない。

さて、やっとDIC創業100周年記念展 マティスとボナール ―地中海の光の中へ―
ボナールという人は、あまり聞き覚えがなかった。
実際、ボナールという人は大変器用で、いろんな作風の作品を描いている。
印象派ぽいものもあれば、マティスに似てるものもある。ロートレックかと見紛うばかりのものもあれば、写真もあった。なんというか、定まった作風の印象が弱いというか。

マティスで凝視したのは、「左に傾けた首」。わたしはマティスで好きなのは、素描なのだ。あのラインに見惚れてしまう。
ボナールが撮ったのか、マティスのアトリエの写真もあった。壁画?を書くのに、何メートルもあるかと思う絵筆を使っているのがおもしろかった。

もう少し時間があったら、外の散策路ももっと歩きたかったが、帰るのに2時間以上かかるので早々に引き上げる。それにしてもひとりで、たたずめる空間を確保しておくってことは、心の支えになる。
あの、ロスコの部屋を、ときどき思い出そう。

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2008/04/09

ハモネプ!

全国のハモネプファンの皆様、こんにちは。

昨晩オンエアされた、「青春アカペラ甲子園全国ハモネプリーグ」。すばらしかったぁ! 

「ハモネプ」の定義と参加資格は「3人以上のグループ」の「学生」であり、「楽器を使わず、声だけでハーモニーを奏でる」という3点。

各ブロックのパーフォマンスもかなり良くて、それでも点が伸びず涙を飲むシーンも。
決勝に出られなかったけど、すごい!と思ったのは、「ちょこ6」「スパークル」。

とくに自信もあった「スパークル」が落ちたときは、観客もシーンとなった。
そのとき、武田鉄矢審査員が、「気が付いてないみたいだから、ちょっといいかな」と発言した。
実力は認めるけど、自分たちが酔っていて、観客を楽しませていない。みたいなことを指摘したのだ。
彼らも周りの聞いていたすべての人がうなづいた。
武田鉄矢、おそるべし。さすが金八先生。
指摘された彼らは、バックステージに戻って、(あんなふうに教えてくれて)「うれしいよね」と泣いていた。

1ブロック5組で、A,B,Cブロックの勝ち抜き(審査員による高得点)3組+審査員特別枠(大阪ナタデココ)の4組で決勝。
大阪ナタデココは、女子高校生のグループ。ルックスもかわいくてダンス教室の仲間だから踊れて、しかもハモれる。
もう、オファー殺到の予感です。もう芸能界デビューできるんじゃ?

とうーぜん。決勝のレベルの高さは、はんぱじゃない!

とくに!

し~ちゃ~ん!!(じゃ〜んずΩ)


や~さぁ~ん。あまぁ~い!!!(Bam B Crew)

もう、まさに悩殺! 卒倒しそうなボーカルの魅力に、もだえるもだえる。
いやーよかったー!
しかも、この2グループは、なんていうか、もうできることをやりきってるから、自分らより高得点のやつがでるんならしゃーない、って感じなのね。落ち着いてるっていうか。
ほんとに自分らの歌魂に、自信がある。

点でまけても、歌魂は負けない自信。

気持ちイイ涙をいっぱいありがとうです。

あ、そうそう、優勝は、北海道からきた「じゃ〜んずΩ」でした。
し~ちゃ~ん!!


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2008/04/05

2008隅田川きもの園遊会

昨日は、やっとこさTさんの歌集入稿にこぎつけた。
家に帰ってどっと疲れが出たけど、ほっとした。
あとは色校まで待てばいい。

今日は着付け仲間と約束していた、園遊会へでかけた。
去年はMixiの某コミュのイベント参加という形だったが、今度は仲間内での参加。
今日のコーディネイト。
あいかわらずいつもの名古屋帯だけど! 角だし結びにチャレンジしたのだ!
ラインストーンのかんざしはお手製。
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着付けもやってるうちに少し上達したような?
このキモノ、実は母のお下がり。
ずっとタンスのこやしだったので、キモノも喜んでいることでしょう。

雷門前で待ち合わせしたのだが、ものすごい人!
今年は桜が残っているので、観光客+花見客+園遊会の人でごった返してる・・・。
天気がよく、日差しが強くて日傘をさして歩いた。

それにしても浅草は、お店が楽しい。
あちこちのお店をのぞいては、小物をお買いもの。
お昼は、天丼を食べ、午後にケーキセットを食べ・・・。
いくつかのシミが残されたのだった・・・・。やっぱりしみ抜きに出さなきゃだな・・・

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2008/04/01

3月読書ノート:まとめ編

3月は勉強したなー。
1件、装丁のお仕事が入って、今回カンプや版下を自力で作れるべく、でじたる・くりえーたー月だった。
装丁にまつわる本が、11冊。買ったのは4冊。

小説6冊。

小林秀雄 小林秀雄全作品3    ★4    
東野圭吾 ダイイング・アイ      ★4.5 
伊坂幸太郎 死神の精度 ★5   映画化されましたねー。
重松清 青い鳥           ★5   
山崎ナオコーラ 人のセックスを笑うな ★3.5 タイトルと中身があってない・・・。
東野圭吾 使命と魂のリミット    ★4.5 

実用書、仕事以外2冊。
ミシンで縫うはじめてのゆかた・甚平・作務衣   フリマで反物買ったもんで・・・
安心の着物あわせ-もっと品よく着こなすために… 品よく着こなしたい・・・

全部で19冊。

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