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2008/01/31

ハンドボールアジア予選に泣く

にわかハンドボールファンのみなさん、こんにちは(笑)。
いわくいんねんつきまくりの、北京オリンピックアジア予選の男子ハンドボールの再試合はご覧になりましたか!

ものすごい早い展開、コートの半分をこえたら数秒でもうゴール! セーブ!
目がくぎづけになる。
パスやシュートも華やかなこと。
相手の韓国チームもうまい! 日本のキーパーもナイスセーブ! おもしろい!
両者全力で戦った、すがすがしい試合だった。
サポーターの数もものすごかったし、マナーが良かった。

あと3点。およばなかった。
選手たち。涙、涙、涙。
きれいな涙だった。

五輪出場には、もう一回チャンスがあるらしい。世界最終予選で勝ち抜けば出場できるとのこと。
がんばれ、日本!

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2008/01/30

双子メール

全然自分は気がつかなかったのだが、最近わたしからのメールが2通づつ届くようになっていたらしい。
歌会のお知らせとか、かなりの人数に送っているので、すみませんでした。
教えていただいて判明。

メールの設定を見直していたら、アカウントが同じものが2つずつ入っていた。

PCを変えてから、メールの設定をして、その後、XPのデータをVistaへ移行するツールを使っていた。
何回かやって、おそろしく時間がかかるのでやり直したりして、最低限だけにした。
それでどうやら、手動の設定と、移行分の設定が二重になったようなのだ。
二重に同じものが入るのもやったことがなかったので、知らなかったし、二重にあると、送信メールが二通になるのも知らなかった。ちなみに受信メールは、二重になってなかった。

Vistaになって、Xpのときに使っていた便利なフリーソフトが使えなくて困る。
有料のソフトや、ドライバ類もいちいちVista用のパッチがでてるか調べつつ入れなきゃいけないので、時間も手間もかかる。
調整はまだまだかかるけど、手間をかけてチューニングすればするほど、PCはかわいくなる。
ま、じっくり付き合います。

二重にメールを送信してしまったみなさま、すごーく嫌なわけではないけど、ちょっとあれっと思わせて、削除の手間を増やしてごめんなさい。
おそらく改善されたと思いますので、よろしくお願いします。^^;

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2008/01/25

読書ノート『小林秀雄全作品1』

去年から小林秀雄の全集の拾い読みをしていたのだが、1から始めることにした。
サブタイトルは、様々なる意匠、という代表的な評論からついている。
1922 大正11年20歳から1930昭和5年、28歳までの小説を含む評論がびっしり詰め込まれている。
なんとなく、小説家から評論家への道を模索しながら道をすすむ感じがわかる。
ぜんぶ読み下すことなど、とうていできないが、はっとした断片を記録しておきたい。

自然の描写 断片十二(1924発表)より。
自然の美は、単純に「暗くなった」、「雨が降りだした」という様な簡単な言葉に依ってのみ到達されるというチェホフの言葉は乱暴だが、味わうべき言葉だ。~中略~情緒の色眼鏡なんかで、自然の美を誤魔化そうとする処に自然描写の失敗がある。

情緒の色眼鏡、情緒の色眼鏡・・・ジョチョノイロメガネ・・・・。
自然を詠んだいくつかの秀歌が浮かぶ。
そういうものたちの、うつくしいありようは、色眼鏡がとれている。たしかに。

でも、人は往々にして、情緒をもたせたくなる気もする。
ストレートには言えない気持ちを、目の前の光景に託すような表現。
心象風景として描く場合。
どちらに主題があるか。
自然の美なのか、心象なのか。
自然の美の力をもっと信じていいのか。
そこから生まれる感情にまかせることができるのか。

簡単な言葉」とは。
「で、それでなに?」って言われないためには?

からまった糸のまま、しばらく持っていることにする。

<メモ>
風邪、80%くらい回復なり。

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2008/01/21

ヴィスタ・キタ・ネツモ・デタ

いろいろあって、何から書こう。

金曜日の夜に頼んでおいたニューパソコンが来て、土日にセットアップしようと思っていた。
土曜日は、着物仲間と練習会兼、お食事会も予定していた。
なのに・・・。
お弁当を作って娘を送り出した後、なんだか具合が悪い。
二度寝するも、胃痛がきた。吐き気。微熱もある・・・。
やばい・・・。
とりあえず、だめそうなので、幹事さんに泣く泣くキャンセルのメールを入れる。
昼過ぎに、38度を突破する。まさか・・・インフルエンザかも・・・。

もうろうとひたすら寝込む。

日曜日。朝、37.5度。少し下がった。食欲は依然なし。頭痛、全身痛。
寝たり起きたりを繰り返す。

月曜日。朝、37.0度。微熱になった。頭痛、胃痛あり。だるい。
とりあえず医者ヘ行き、インフルエンザ検査。陰性。よかった。
「胃の粘膜が一回ごそっと落ちて、再生しないといけないので、しばらくかかりますよ・・・」といわれる。
「あとから下痢するかも」とまで・・・。

薬をもらい、また寝込む。
入稿前の忙しいときに、休んでしまった。
申し訳ない。
明日こそ、いけると思います。
ビスタもなんとか、最低限は使えるようになりました。

でもまだ慣れないなー。
今週歌会準備もあるので、それまでにもう少しセットしないと。
とりあえず、いちばんきついところは、乗り越えました。
すみませんでした。

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2008/01/16

北斎展 江戸東京博物館

1/14成人の日。寒い一日だった。
でもせっかくの休日。北斎-ヨーロッパを魅了した江戸の絵師展へ出かけた。
しかし予想以上の混み具合。さすがに人気ある。
浮世絵はかなり外国に流出しているが、こちらもオランダやフランスからお里帰りした作品たちだ。

めずらしい肉筆画がたくさん展示されていた。
北斎のこれだけの肉筆画を見るのは初めて。
しかも、陰影があるのだ! 
人物像が多く、好みかといわれると、ちょっとそうでもないところが残念なところ・・・。

やっぱり印象的だったのは、「冨嶽三十六景」かな。
ずらりと並ぶと、富士というモチーフを入れた工夫と技術とアイディアのラインナップと感嘆するばかり。
構図、バランス、配色、緻密な計算、知性を感じる。
「ここのラインがこうで、こうくるかー」とうなってばかりいる。

わたしは安藤広重も好きだが、広重がとてもスタイリッシュとすると、北斎はもっと躍動感があってパワフルだ。
ほんとに魅力的。

常設展示の方にもあった、「北斎漫画」。漫画といっても、図鑑のようなもの。
動物や、植物、いろんな職業の人々を、丹念にコレクションしている。
そういう習作の積み重ねが、作品の一こまにはまっていたのを見つけたりする。
ダヴィンチの同じようなデッサンを思い出す。

また、なんといっても版木をみるのが楽しかった。
ものすごい細いラインの彫りだ。
浮世絵の版は、こう彫るのかとため息がでる。

いまでこそ、コピーやパソコンがあるけど、手作業の時代。
4色分解を全部あたまの中でやって、版木に分けて・・・・。まさに神業。
北斎は、絵師だが、それに彫師、刷師との連携作業で、浮世絵は出来上がる。

実演コーナー(常設展)では、刷体験と、彫師、刷師の仕事を見学できるようになっている。
彫師の方は、しゃべってばかりで、全然彫ってくれない・・・・。見たかったのに。
刷る方は、整理券を配って、有名な富嶽三十六系神奈川沖、大波の版を刷っていた。
1色刷りだけど、線がきれいで、誰でもすばらしい?版画ができていた。

一番上の7階に図書室がある。
そちらに寄って、図鑑の、「冨嶽三十六景」を見てみた。
同じ版の色違いが載っていたりして、おもしろかった。今日の展示にないものも少しある。
版画のいいところは、色を変えて楽しめることでもある。
赤富士で有名な版も、藍で刷ったバージョンが載っていた。シックですてき。(黒富士とは別)
刷師によって、仕上がりの違いもあったことだろうから、1点1点の違った魅力があったことだろう。

それにしても180年を超えて残っている、作品の美しさよ。
日本の宝物だ。
1月27日(日)まで。

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2008/01/14

2008関東合同新年歌会

1/12(土)は、池袋で関東合同新年歌会でした。
お天気が悪い中、140名くらい集まって、大盛況。
なんとか二次会まで無事に終ってほっとした。
お手伝いいただいた皆様、ありがとうございました。

歌会は月に一回しか出られないわたしにとって、この会の小歌会が楽しみ。
事前投票で全部のウタについて点をつけるが、当日も12名くらいの小グループで歌会をする。
ふだんご一緒できない方とご一緒できるのが楽しみなのだ。
今年は、山の名前をグループ名にした。
わたしは「榛名(はるな)」山。竹久夢二ゆかりの山である。ぐふふ。

グループ1席は、坂本正子さん。

鍬をもはじきかえす
かたい土が
しゃっきっと
芯までしぼりあげて
甘さいよいよ深谷葱


わたしも3点いれた。深谷葱は太くて、煮るととろんとやわらかく甘ーいぜいたくな葱だ。
坂本さんによると、深谷葱は独特の育て方をするそうで、土をどんどんかけていくのだが、掘り出すときはとても固くて、雨の後でないと掘れないそうだ。
「しぼりあげて」は、ねぎの巻きがしっかりしてるところの表現。
この歌は、いろんな五感を刺激してくれる歌だと思った。
他の方のコメントと、作者コメントから、かたい厳しいものから、いいものが生まれる、人生になぞらえたという読みがでた。
「ああ、そういえばそうだな」とそれを聞いておもった。
読んだ時、同時にそれも感じていたけど、感想のことばとしての意識に昇らなかった。
人のことばとして聞いて、たしかにそれも感じていたとわかる。

歌会をしているとそういう経験がいっぱいあって、みんな短い時間の中で、すぐにそれがわかってことばで表現できるのがすごいなーと思う。わたしは最初に感覚とか、映像がくるので、それがことばとして腑に落ちるまですごく時間がかかる。同じことを本当にわかったと思えるまで、数日間考え続けることもしょっちゅうだ。
だから歌会コメントは、苦手である。
苦手だから、他の人のコメントを聞くのが楽しみだ。

自分のウタも紹介しておこう。

迷ったときは
心の中の
あなたに聞こう
あなたの答えるだろう
言葉に耳を澄まそう


あなた、は、実は自分なのでは? という指摘に、「ああ!」と心を射抜かれた気がした。
あなたは、実在しているが、連絡がとりずらい状況にある人だ。
以前入院しているときに出会った彼女は、多くのことを教えてくださった。あの人ならどう考えるだろう、と客観視することを、自分のバランスをとる上で大切にしてきた。

でも、たしかに、それは自分の声なのだった。
あなたの皮をかぶった自分なのだった。
ああ、今日ここにいて、よかったとじーんと思った。
ありがとうございました。

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2008/01/13

読書ノート 『真鶴』

『真鶴』 川上弘美 文藝春秋 

どこかの書評欄に載っていたので、借りてきて読んでみた。
真鶴というのは、東京から電車で2時間くらいとある地名のこと。
13年前に3歳の娘、百と妻の京(じぶん)を残して失踪した夫、礼がノートに書き付けた文字「真鶴」。
実母と三人暮らしの日常と、不倫相手青茲との関係と、「ついてくるもの」の霊のささやきと。
日常からこの世のものではないものへの境目は、あまりになめらかで自然で、するするとひき込まれる。

文章がきれいで音楽みたい。

別の面からみると、ものすごく救われない魂の痛々しさと、ものすごい喪失感の暗い話かもしれない。
それでも。
これはひとつの愛の姿を描いた、丹念に描いた、愛の小説だとおもった。
哀しくて、計算をもたない、明日をも知れぬ、純愛のおはなしだとおもった。
あたまの中を、呪文のように繰り返す。

まなづる、まなづる、まなづる・・・。

まなづるの海がみたくなる。

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2008/01/04

読書ノート リスト編

年末休みから年明けにかけて読んだ本リスト。

『日曜日の沈黙』 石崎幸二 :ミステリィの館。まあまあ。
『犬坊里美の冒険』 島田荘司 :おもしろかったけど、登場人物があまり好みでなかった。
『鴨川ホルモー』 万城目学 : おもしろかった。陰陽師好きならなおさら。
『軽井沢マジック』 二階堂黎人 : 水乃サトルシリーズ第一弾らしい。軽くてすいすいな感じ。
『焦茶色のパステル』岡嶋二人 : 馬の遺伝子の話がキーになったミステリ。さすが。
『チョコレートゲーム』岡嶋二人 : いじめ問題がちょっとからんだ連続殺人事件。さすがさすが。
『小林秀雄 全作品1 様々なる意匠』 小林秀雄 : まだ読み終わらず。
『 同 ゴッホの手紙』 同上

他にも読んでいたけど、こんなもんで。
おもしろいミステリがあったら教えてくださいね。

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2008/01/01

謹賀新年

2008年 あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いいたします。

毎年大晦日に、今年の10大ニュースを家族で発表し合います。

去年のわたしのナンバー1は、着付け教室卒業でした。
ずっとやってみたかったチャレンジが達成できたうれしさと、仲間ができたこと。
ほかには、草壁塾、装丁のこと、タイ旅行、尾瀬、同窓会などなど。
振り返れば意外と充実していました。

今年は、読んだ本の全部のリストをつけていこうと思っています。

みなさまにとってよい年になりますように。元気ですごせますように。
世界が平和でありますように。

Love & Peace! from しづく

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