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2007/12/24

年末。

PC,なんとか立ち上がっています。
いつ起き上がれなくなるか、わからないデンジャラスな状態です。

ここ数日、いや先週から部屋の模様替えもしていました。
せまいマンション暮らしですが、とうとう娘に一部屋明け渡すことにしたのです。
PCの位置やTV,ビデオの位置もいろいろ動かし、なんとか落ち着いたところ。
リビングが、すこしすっきりしました。

いつも物が散らかっていて、夫がいらいらしてけんかになっていたのに・・・。
昨晩、すっきりしたけど、「なんかさみしいね・・・。」とぽつり。

そうなんだよ。
暖かくもなまぐさいものってのは、混沌の中にあったりするんだよ。
めんどくさっくって、逃れられないもののなかに。
失くしてから、気がつくもののなかに。

クリスマスのことと、年始のことと、年末のことをからまった洗濯物をほぐすごとく、平行にすすんで。
一年元気でいられたことを、ありがたく思う。
メリークリスマス♪

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2007/12/17

PC、携帯不調・・・。

ここんところ風邪気味のまま、ずーっと直りません。
ひどくはならないんですが、よくもならず・・・・。

雑用の多い年末、なぜか自宅PCが立ち上がらなくなりました。
先月1回あって、その後順調だったのですが、自宅でのパソコン作業が不安定です。
全体的にレスがただでさえ遅いのが、ますます遅くなりそうです。
すみませんが、そこんところよろしくお願いします。
こんどは買い替えかもしれないのですが、買いに行く余裕もなく・・・・。うー。

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2007/12/08

読書ノート『東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~』

リリー・フランキー著 扶桑社

ジョン・レノン命日です。
オノ・ヨーコが来日中で、TVで見られてうれしい。あれこれ多忙にて今年はコンサートチケットとらなかった。

いまさらながら、この作品。以前ドラマで見てしまったので、読まずにいた。
図書館の予約を入れて、そのうちと思ったのが、最近。

すごい本だった。
リアルなドキュメンタリーの間に、突然立ち上がるリリカルな心象風景。
彼が、なぜ「リリー」なのかもわかった。
一人の母親として全力で行きぬいたオカン。
この人の日常的なおさんどんから生まれて、与えられた宝物のすごさ。
人と人とのつながりの暖かさ。

東京のとらえかた、貧しさの定義、豊かさとは、いろんなことを語ってくれている。
自分も東京にうまれ、生きている中でかけ落ちていたものの形がくっきりとみえてきた。

最後の数ページのモノローグは、オカンへの手紙だ。
体の奥からあふれてこぼれる魂のことばだ。
こぼれるものを全身で受けとめ、圧倒される。
わたしの心の中の殿堂入り、決定。

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2007/12/02

読書ノート『しゃばけ』

あーワールドカップバレーで、スーパーエース山本さんが復活してるー。
うー。成り行きを見つつ。

家人推薦本にて、ちょうど畠中恵『しゃばけ』を読み終わったところだった。
日本ファンタジーノベル大賞優秀賞受賞作。
フジテレビでドラマもやっていて、二重に楽しめた。

江戸の大店の一人息子、一太郎は体が弱くてつねに妖(あやかし)に見守られている。
あるとき夜遅く帰宅したときに、人殺しを目撃、危うく襲われそうになる。
殺されたのは大工だったが、そこから薬種屋が襲われ殺される事件に巻き込まれる。

昔話風の語り口、軽妙な会話、テンポのよさ、おもしろくストーリーにどんどんひきこまれた。
これはシリーズになっているらしいので、他のもおもしろそう。
闇が闇としてあり、人と妖が共存していたお話の世界に、ただただどっぷりたゆたえばいい。

新潮社のしゃばけ倶楽部イラスト満載の楽しいサイトです。

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悠木すみれ五行歌集 『花冠』

20071115
同僚で友人ですばらしいうたびとの、悠木すみれさんの歌集ができあがりました。
ネットでも買えるようになりましたので、セブンアンドワイみんなの書店の「しづくの本棚」へ入荷しました!

装画はすみれさんご本人のもの。3点ほど見せていただき、これを使ってみたいと思いました。
あとはすみれさんのご希望と相談のうえ、一緒に作った装丁になりました。
紙の手触りがいい感じです。ニス引き仕上げ、というものにしました。

草壁先生の跋(帯より) 悠木すみれの持つものは、人としての豊かさと大きさであろう。よく心の豊かな人ということがあるが、総じてこれ以上の範例はないと言っていいほど、この歌の世界は多くのものを自身の心に溶かして内包している。

すみれさんの持つ、愛情の深さや広さ、寂しさがうわーとこみ上げてきます。
僭越ですが、月刊『五行歌』二月号に書評を書かせていただく予定です。
よろしくお願いします。

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