« 骨董市とタイ料理 | トップページ | NHKプレミアム10 尾崎豊がいた夏 »

2007/08/06

8月6日に寄せて

昨年8月15日に、家族で広島平和記念館を訪れた。
核兵器の恐ろしさ。熱線、熱風、放射能。人をぼろぞうきんのようにするあってはならない兵器だと思い知らされた。
昨年作った一連のウタをここに捧げます。

----------------------------------------------------

ひろしま        井椎しづく

じりじりと
焼け付くような
暑さが
似つかわしい
広島


サングラスに
短パンの外国人が
木陰で
うちわを
ぱたぱた


絶望の焦土から
生えてきた草が
人々に
生きる希望を
与えたと聞く


もう
きみを抱いて
逃げることはできないけれど
きみは
ひとりで走ってゆける


闘病の
希望とした
折り鶴
ラムネ菓子の
セロハンでできていた


乳児を抱えたまま
亡くなった母(ひと)
二人とも
助からないなら
わたしも抱き合った形で


壁びっしりと
広島市長の
抗議文
核実験をする世界へ
根気よく送り続ける


七十年間は
草木も生えない
はずだった
焦土から
夾竹桃は芽吹いて咲いた

----------------------------------------------------

黙祷。


|

« 骨董市とタイ料理 | トップページ | NHKプレミアム10 尾崎豊がいた夏 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/28323/16022307

この記事へのトラックバック一覧です: 8月6日に寄せて:

« 骨董市とタイ料理 | トップページ | NHKプレミアム10 尾崎豊がいた夏 »