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2007/07/04

映画「明日の記憶」

荻原浩の原作小説の映画化。
渡辺謙が原作にほれこんで、ぜひ映画化へとアプローチしたらしい。
テーマは、若年性アルツハイマー病。

広告会社のばりばりな部長が、少しずつ物忘れしたり、場所を度忘れしたり、おかしい言動が増えてゆく。
妻に付き添われて受診し、診断が「若年性アルツハイマー病」だった。
現代の医学では原因がわからず、完治することがない。
いちばん感じたのは、この病気の恐ろしさだ。
そして、それが人事でなく、いつ自分の身に降りかかってくるかわからない怖さだ。

家族の苦悩。どんどん失われてゆく社会性。
自分がジャマな存在に思え、慟哭する日々。

渡辺謙の演技も、樋口加奈子の演技もすばらしかった。

だけど・・・。

どうしろというのだ。この病気になったらいったいどうしたらいいのだ。
答えはみえない。

わたしには認知症の父がいるので、よけいざわざわするのかもしれない。
いまは、わたしと分かるが、やがてわからなくなる日が来るんだろう。
思っただけでも、胸が引き裂かれる。

たぶん、演技でやってるから腹立たしいんだ。
映画だとわかっているのに、なんかもやもやする。
すごく評価が高かった映画だけど、わたしの手に暖かいものを残してはくれなかった。

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コメント

◇あつこさん
 こんにちは。あつこさんもそうでしたか。
 あの映画に求めるものは、救いではないのかもしれない。
 でも、リアルさが大事なのであれば、ほんとうの患者を追ったドキュメンタリーが見たい、と思ってしまいました。

 『八重子のハミング』、探してみますね。
 さっきブックレビューをちらっと見てきましたが、一人で全部しょいこんだのかしら。それが愛ともいえるけど、一人に負わせるのは、疑問もあります。それは自分の母を見ているからなんですが。いろいろ考えて見ます。

投稿: しづく | 2007/07/07 12:26

しづくさん、お久しぶりです。
わたしも一年ほど前にこの映画を観ました。良かったけれど、重たいものしか残りませんでした。現実はあんなに綺麗なものではないだろうという気持ちもあったし。
映画を観てから、『八重子のハミング』という本を読みました。著者は若年性アルツハイマーの奥さんを看取った人です。わたしにはこちらの方がずっと心に響きました。「明日の記憶」と『八重子のハミング』のことはこちらに書いたのでお時間があったら読んでくださったら嬉しいです。
http://hidamari-madobe.blog.drecom.jp/category_8/3

投稿: あつこ | 2007/07/05 08:32

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