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2007/07/11

映画「犯人に告ぐ」

WOWOWが映画をつくった。
秋から公開されるが、WOWOWで先行放送をした。

原作は雫井脩介の『犯人に告ぐ』。文句なしのベストセラー小説。
この本は、しばらく前に読んでいた。
連続児童殺害犯と、刑事との戦い。テレビをつかって劇場型捜査にかける緊迫感が最後まで衰えない名作。

主役の巻島は、過去の誘拐事件の失敗から左遷させられていたのだが、連続児童殺害事件のため、神奈川県警によびもどされる。
自らをメディアにさらしながら、犯人をあぶり出し、追い詰めていく。
メディアの視聴率競争、警察内の人事競争、ねたみ、うらみ、さまざまな人間模様がそれぞれの役者によって、原作の味をそこなうことなく最後まで楽しめた。

とくに主演の豊川悦司がいい。「トヨエツ」と女性週刊誌をにぎわしていたころとは、一味違ってきた。
渋い役者になった。
事件で、子どもを救えなかった苦悩。我が子の危機への緊迫。使命感。一度も笑顔がなかった気がする。
真摯で熱血で、冷静で、めちゃくちゃかっこよかった!

ネットで他の配役をみていただけばわかるが、脇を固める妻、部下、ライバル、上司も役にはまってました。
長引く過酷な捜査に、いらだつ部下。体をひきずるようにして、使命感に燃える刑事たち。
自己保身にやっきとなり、本末転倒な上層部。
倒れた巻島に、子どもが何もできず(「携帯で救急車を呼んでくれ~」と「ほら、そこ、お父さんが持っているでしょ!!!!!」と身悶えながらも)、「お父さん、お父さん」と泣きすがるシーンは、泣けました。何にもできない無力な子の、愛しさよ。(涙)。
目を覚ます夫に、人目もはばからず泣く妻。

最後の方、すこし小説と違っています。
最後の終り方はちょっと意味深だったけど、続きがあるのかな。
それにしてもこの映画、おすすめです。ヒットの予感。

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コメント

◇eQさま
 ラジャ! でもF県、♂を探しても年令が合わないですよぉ? 年令詐称? 
 これ、原作もおもしろかったです。

投稿: しづく | 2007/07/14 22:59

「犯人に告ぐ」。題名からして惹き付けられますね。
似たような題名で、「表現者に告ぐ」はいかがでしょう。
「文豪発掘倶楽部」を検索して、私をお探しください。

投稿: eQ | 2007/07/13 20:49

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