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2007/06/24

どこまでもころがる妄想

土曜日はAQ歌会だった。
わたしはプリント係りなので、自分の歌をまとめるのはいつも遅い。
ところが今月は、木曜日には出す歌を決めていた。

 永遠に続いてほしいもの
 草野正宗の詩の中の
 いびつな愛情
 満月の
 前の夜

スピッツを聞いていて、このなんともいえない世界観を歌にしたくて、もだえていた。
ねちねちといつまでも片思いでいたり、寝ないで一晩中寝顔を見詰めていたり、
一歩間違えば変人になりそうな、あやうい恋心。
暑苦しくて、うっとおしくて、でもどっぷりひたるとこの上なく心地よさそうな。
好きだけど、嫌い。
彼の詩は、わたしの中でとても微妙な位置にある。

上の歌をつくってから、はた、と考え直し、「満月の/前の夜」、「十四番目の月」と悩みつつ、なんだか手垢のついた表現が嫌になった。

「スパイダー」を聞くうちに、彼はクモみたいだと思い、クモの糸って、蚕みたいに暖かいのかなと想像し。
このがんじがらめの愛情は、クモにかかった虫みたいと連想し。
元気なときは「うざいなぁ」と思うけど、気持ちが弱ってるときは、「みゅ~」と甘えたいなぁと想像し。
できたのは、こんな歌。

 気持ちがざらつく日
 うっとおしいほど
 見つめられながら
 温(ぬく)いクモの巣に
 包(くる)まれて眠る

クモの巣にかかって、ぐるぐる巻きにされたら死んじゃうよ? と心配までされて苦笑。
いや、あのね、食べられるってさー大人の意味もあるじゃん?
と、そのうるうるの目をみたわたしは、とてもじゃないけど、言えなかったよ。
(クモさんのことは愛しているのです。クモの愛し方がうっとおしいだけで)

いやー、わけわからん歌ですな。でもなんか自分は、とことん妄想をころがして、満足した一首でした。

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にやにやな女

土曜日は歌会、そのことはまたあとで書くとして、今日は高校の同窓会だった。
最後に出たのは、まだ子どもがいなかったときだから、14年以上まえである。
2000年にミレニアム同窓会があったらしいのだが、ちょうどそのとき、わたしは入院していたので欠席だった。
女子は何名くらいくるの? と幹事に聞くと10人くらいくるとのこと。あんまり女子が少ないのも気まずいかと思っていたので、ほっとした。

上野の某ホテルにて。トイレで二人の同級生とさっそく遭遇。
しかし・・・・一人は名前を亡失。ごめんねとあやまりつつ、名前を聞く。
しかし・・・・名前を聞いても記憶がおぼろ・・・やばい・・・・。

男女11名ずつ、あと担任の先生。40数名のクラスだったから半分くらいは集まった。すごい。
男子は、けっこう頭がやばい人が数名。男子は頭がやばくなるととたんに、誰かわからなくなる。
女子は、あまり変っていない人がほとんど。みんなかわいい。

おもしろかった?のは、「ぼくはあなたのことが好きでした!」と告白があったこと。
彼女は、「ぜんぜ~ん知らなかった」
みんな「もっと早く言えばいいのにね」
ちなみに、彼は独身だった。いまでも好きだったのかな。

そういう私も、「欠席してるAくんが、Yさん(しづく旧姓)を好きだったんだよ」、と男子に言われ照れる。
「でも、Aくんは中学からの彼女がいるっていってたよね?」と聞くと、
「いや、あれはガセだよ」という。
Aくんの気持ちはなんとなくわかっていたのだが、彼女がいると思っていたので、単にからかわれているとずっと思っていた。
違ったのか・・・・。
20数年を経て、いろいろ明らかになる事実・・・・。

そのほかに、同じ部活だった男子が、脳腫瘍の手術したり、テニス部部長だった男子が、りんぱガンと闘っていたり、高齢出産にいまからチャレンジする女子とか、やっぱり年を重ね、みんないろいろ乗り越えてきたことも知る。
けっきょく女子よりも、なぜか男子と話してた方が長かった気がするが・・・(^^;;;

部活の友だちとは、部活の同窓会もやろうといいつつ、別れた。
Aくんのことは、雨の中の帰り道、わたしをにやにやな女にさせた。

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2007/06/20

ボタンで帯留め製作

引き出しとか、空き缶とか、フィルムケースに、お気に入りのボタンを保管している。
帯留めに使えそうなのをいくつか見繕って、別にしまってあった。
ラインストーンがきれいなボタン、二つあったので、一つ加工してみた。

Srimg0776
1)糸を通す足がついてるので、ペンチでもぎとる。
2)金属やすりで、きれいに切り口を整える。
3)帯留め金具をボンドでつける

実際には、ボンドが手にくっついちゃったり、なぜか中心のラインストーンがおっこっちゃったり。
裏が凹凸があるので、キルト芯をはさんだり。ちょっとした苦労が・・・。
でもけっこうきれいにできましたん。左側は、加工前の同じボタン。
後ろのは、帯留め加工待ち。
無地のは、アクリル絵の具で、絵を描いたらすてきかもと考え中。

奥の帯締めは、アメリカ在住の友人(日本人)が、手作りして送ってきてくれたもの。
手紙でわたしがキモノを着るようになったことを知らせたのは、2月くらいだったか。組みひもを習っているお友達に習って、作ってくれたという。まさかアメリカから帯締めが届くとは!
しかも手作りなんて!
感激しすぎて泣きそうになった。
また宝物が増えた。

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2007/06/15

読書ノート 『鏡の法則』

『鏡の法則』 人生のどんな問題も解決する魔法のルール 野口嘉則著 総合法令 2006

家人回覧本。
けっこう人気あったみたいです。7刷ですからね。
端的に言ってしまえば、コーチングの本です。
前半は、実話をベースにした小説風になっていて、後半に解説があります。

鏡の法則とは、

私たちの人生の現実は、私たちの心の中を映す鏡である。

人生の問題は、実は自分の心の中に原因がある、ので、それを見詰め解決することが幸福をもらたすと。
「ゆるすための8つのステップ」とかも紹介されています。
わたしは病気したとき、この手のあれこれを実践してみたので、今回ふーんそうかもね、くらいでそこそこ考え方はあってるような気がした。
自分をゆるす、ことが大切なのです。

傷ついている自分を受け入れ、誰かのことをゆるせない自分をゆるすのです。

それにしても。

傷ついている人が多すぎる。

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2007/06/14

100年以上保存できる電子媒体なんてないんじゃ?

年金問題で、社会保険省の信頼ががた落ちな今日この頃。

それにしてもこの問題。
ついついシステム側からみてしまう。
商品化されたコンピュータが開発されたのは、1950年代。100年実績のある保管された電子データなんて世の中に存在しないのだ。

磁気化されたデータは、経年とともに劣化する。(読み取れなくなる)
磁気ハードディスクは、使ってるうち、壊れる。
ある媒体に保存しておいても、技術が変り、読み取れるハードウェアが生産されなくなる。
(たとえば、フロッピーディスクは8インチだった)

安定して何百年、何千年保存できるのは、紙だ。

それでも、膨大なデータを検索するのに、電子化はかかせない。
人の手が入力してミスがあるのは、あたりまえ。
何十にも見直さないと、ミスは減らない。

この膨大で、長期保存が必要なデータを、どう保存、管理、運用したらいいのか。
磁気媒体に、新しく更新し、書き続けるんだろうか?

これはものすごく大変なことだ。いまの問題を乗り越えつつ、長期的な方法も考えてもらわないと。

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2007/06/09

ビーズで帯留め製作

今日は夫に買い物に付き合って、東陽町(江東区)へ行った。
Sokaimono
APITAというショッピング・センターへ行ったのだが、そこに手芸店があって何気なく見ていたらビーズがお買い得! 二つ入って100円ですよ、奥さん。黒に白い縞のと、お花模様、青のとんぼ玉風。四角いのは一個100円。これを組み合わせて帯留めを作ってみたくなった。
左上は、衝動買いしたヘアピン。下はネットショップで買った三分紐が、今日届いた。これは作るしかないでしょ。

SobidomeSsiyourei
完成品♪ 丸大ビーズは手持ちのやつを組み合わせました。クリスタル風のもストックから。
ワイヤーかテグスか迷ったのだけど、「透明ゴム」という手を思いついた!
帯締めを通すときも、すこし伸びてくれるとやりやすいしね。あまり小さいビーズは入らないけど、一本なら入るとわかり、青い玉には、白いビーズを合わせてみた。
うふふ~。Design by Shiduku. けっこういい感じ。

ところが!!

帯締めを通してみると、石の重みで下がっちゃうのだ! なんか鉄棒でぶら下がってる感じ?!
いやはやどうしたものか。
つけるときは、軽く縫いとめてしまおうかと思案中。
あ~でも、使うのたのしみ♪


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2007/06/02

のみの市とキモノ仲間のお食事会

土曜日はとても忙しかった。
朝から授業参観へ行って、途中でランチ、目白へ向かった。
ちょうど昼過ぎだったせいか、学生とたくさんすれ違う。
商店街をずっと歩いていくと、意外ときさくな感じ。
BOOK OFFがあるのもチェックしておく。

目白聖公会は、教会になっていて、そこのお庭に出店が出ていた。規模はそんなに大きくない。
手作りっぽい器や、骨董品、植木なんかもあった。
S20070603140S20070603146

お目当ては、LUNCOの夏帯。
お手ごろな値段ででていたので、単の帯を買ってみる。開き名古屋というらしく、自分でかがるらしい。
買い物は結局それだけだったが、銀座レトロ市のチラシや、花想容(KASOYO)のイベントチラシをいただく。

駅方向へ帰りがてら、BOOKOFFへ立ち寄り、『七緒』4月号があったので買う。
駅前から、バスで帰宅。
ちょっと休んでから、着付けの準備。

八丁堀のすし割烹へ。
着付けの先生と、おかみさんを含む6人の生徒。
いろんな質問をしたり、あれこれ話が聞けて楽しかった。
先生は、たぶん60才前後だと思うが、若々しく、かわいらしい。

キモノ姿を美しくするために、毎朝腹筋をしているという。
「背筋(せすじ)が伸びないのは、腹筋や背筋が弱ってるからなんですよ」とのたまう。
おしゃれ心と隠れた努力が、先生のすてきさを支えてるのだ。

帰りの電車、最後は二人だった。九段下で先に降りた先生は、最後こちらを見て「にこっ」と微笑まれた。
それがとてもチャーミングで、しばらく私の心を暖めてくれた。

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2007/06/01

のみの市情報

先月、大丸へ行ったときにLUNCOさんからいただいたはがきに、6月2日、目白聖公会「のみの市」に出店と書いてあった。
器とか絵とか骨董なんかもあるフリマらしい。
LUNCOさんのところを見ると、なかなか楽しそう。

実は2日は授業参観日と、夕方キモノ友だちとのお食事会と重なっていて目白はいけるかどうか・・・・。
学校終った後、すぐ目白へ行って、着付けの時間もあるから・・・とぐるぐる考え中。
でもちらっとのぞきたいたい。

あとは、銀座松坂屋の「銀座の大レトロ市」が狙い目か。キモノ以外にもいろいろアンティークものがあるようなので楽しめそう。予定は未定だけど、どっかで行きたいな。

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