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2007/05/05

鹿沼散策~川上澄生美術館など

連休で帰省している。2泊3日の中日、今日は鹿沼まで出かけた。
宇都宮からJR日光線に乗り換え、鹿沼下車。
歩いて15分くらいの川沿いに、図書館や美術館やいくつかの建物がある。

昨日、明日川上澄生の美術館へ行く、と義母に話すと、「わたしが英語を習った先生だ」と言う。
「え? 美術の先生じゃなかったんですか?」と聞くと、「いや、英語の先生だったよ。版画はもともと趣味でやっていたみたいだよ」と言う。

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川上澄生は、宇都宮女子高校の英語の講師で、ちょうど母が通っていたときに習ったのだそうだ。「年賀状もあるよ」と、部屋の奥から持ってきて見せてくれた。
在学中の3年間の3枚と、卒業してからの1枚で計4枚。
それと卒業記念で、高校の校舎の版画ももらったという。
・・・・それって、けっこうなお宝?!

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川上澄生美術館はこじんまりしていたが、作品はどれもすばらしかった。デザインも色彩もとてもモダン。洋風なものに興味があったようだ。
棟方志功が版画をやっていく決意をしたという、「初夏の風」という期間限定展示も見られてよかった。(「初夏の風」は、6/3まで)音声ガイドが無料サービスというのも良心的。

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その後、文化活動交流館、屋台の町中央公園で、彫刻屋台なるものを見る。鹿沼の10月の秋祭りに練り歩く、山車のようなもので、すばらしい木工細工で飾られている。ちょうど日光東照宮の陽明門のようなものだ。龍、獅子、ボタン、鳳凰、猿、藤、栗鼠など複雑で大変手の込んだ彫刻である。

御殿山公園まで足を伸ばすが、桜もつつじも終わってしまって、ひろい野球のグランドがあるばかりだった。
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帰り道、美術館近くの川岸へ降りる。
しろつめ草やあざみ、ハルジョオンなどが咲き乱れている。
川の水もきれい。
今日は夏日で、歩いていると汗ばむ陽気だった。

鹿沼は想像していたより、街中であったが、江戸時代からの木工彫刻の技術の伝統を、ずっと受け継いでいる匠の里だということを感じた。

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» 川上澄生美術館。 [Ego trip]
本日、2007年5月20日(日)、栃木県鹿沼市にある川上澄生美術館へ行って来ました。 何故行ったのかというと、先週参加した鹿沼さつきマラソン大会の参加賞として 美術館の入場券をタダで貰ったからです。 僕は、まったく川上澄生さんのことは知らなかったですが、作品は興味深かったです。 木版がの作品が有名なのです。 http://www.city.kanuma.tochigi.jp/Kyouiku_a/Kawakami/index_kawakami.htm &nb... [続きを読む]

受信: 2007/05/21 00:32

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