判決の行方とその後 光市母子殺害事件
ウィキペディア(Wikipedia)にも載ってる光市母子殺害事件が気になっている。
弁護側の主張が、「怒りをとおりこして、失笑した」とコメントにあるようにあきれかえるものだった。
※なぜか書いてるとブラウザが落ちまくるので、断片書きご容赦。
これで死刑判決がでれば、青少年犯罪の抑止力になるだろう。
くしくも、今日改正少年法が成立した。おおむね12歳なら少年院に収容されることになる。
だけども悲しいのは、「法で罰せられるから、反省する、謝罪する」、弁護士にアドバイスされたから「手紙を書く」という態度だ。 ・・・・違うだろう!!
人としてやってはいけないことが、魂の根っこの根っこでわかってなきゃだめだ。
人の命を奪うことが、どんなにひどいことなのか、どんなに人を悲しませるのか、わからなくては。
死刑を避けたいがために、みょうちくりんないいわけに頭をしぼる弁護団は、この殺人者をほんとうに更生させることができるんだろうか。死刑をまぬがれ、無期懲役といいながら、いずれ社会に出て、罪を背負いながら人としてやっていけるプランがあるのだろうか。
夫の本村さんの記者会見には、心打たれる。
(死刑判決がでたら、未成年者犯罪の抑止力となると同時に、死刑囚を生むことになるから)「自分のやってることが、人殺しになる面もある」「それをも受けとめていかなくてはいけないと思う」と語っていた。
彼の冷静に、いろんな側面から考えを深めて、内省して、矢面に立ち続ける姿は痛々しくけれども、どの主張も心から納得できる。非常にクレバーな人だと思う。
「刑が確定した後からも、彼が手紙を書き続けるようだったら、真の反省だと思う」
この刑の判決と、その後の少年が何を考え、どう変り、何をしようとするのか、注目したい。
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コメント
◇eQさま
こちらこそ、ご無沙汰しております。わたしも平和の五行歌をちら見?していました。美しいうんぬんは、記憶違いではないかと・・・(^^;;;
実は私も死刑廃止には賛成しかねます。疑問はありますが、どう考えても死刑判決しかない場合は、あると思います。
今回は苦し紛れの陳述をする弁護団が話題ですが、被害者を傷つける発言は、憤りを禁じえません。今後も注目していきたいです。
投稿: しづく | 2007/06/11 22:36
お久しぶりでんす、しづくさん。チラチラとは見てたんですが(ストーカーか!)コメントに頭回らないこの頃で、いなださんのブログにもなかなか行けてません。
着物の話がずっと出てて、いいですね、日本女性って、着物、似合いますよね。しづくさんみたいな美しい方のお着物姿ならもう(←人妻を惑わすのはやめるべし)
私は実は、死刑廃止論者ではありません。また、何歳だから死刑にしてはいけない、何歳からだったらいいなどという議論にも、付き合うつもりはありません。
そもそもは、殺した者と殺された者の間の問題であって、殺された者が相手を許せるか否か、それだけだと思うのです。ただ、ある程度の時間は必要です。加害者が謝罪する時間。その謝罪が、被害者側に受け入れられれば、あとは社会的な罰をうければいい。受け入れられなかったとしたら、社会的な罰以前の問題、つまり、死を持って償う他はないでしょう。
弁護士はただ単に加害者の謝罪を支援するたけの存在であるべきではないか。事件は弁護士の稼ぎのために起こるのではない。姑息な弁護士など、犯罪者と同等です。
更生できる犯罪者と、そうでない犯罪者がいることは、もうとっくに研究されています。更生できない、性質的犯罪者は、社会には適応できない。残念ながら、改脳しないかぎり、無理なのです。
投稿: eQ | 2007/06/10 13:16
◇柚月どの
そうなのです。死刑反対のための行動であり、発言ですよね。何かのパーフォマンスとしか思えません。
本村さん、無期懲役と判決がでたとき、「わたしが(犯人を)殺してやりたい」と言っていたのが印象的でした。わたしが本村さんだったら、同じように本気で八つ裂きにしてやりたいと思うと思う(実際にはできないだろうけど)。
数年たって、冷静になられたなーと思った。
自分が、犯人に死刑を求める意味とか、影響とかいろんな面から考えて、想像して、意見をまとめてこの数年いや毎日を過ごしてきたことがとってもわかった。その思いの深さがすごいと思った。
犯人はどうなんだろう。無期懲役でいつか出る日をのんきに待っていただけでこの数年を過ごしてきたのかな。
急に死刑になりそうになって、初めてすこし頭をめぐらせてるんだろうか。彼にどこまで想像力があるのか、わからないけれども、変われるとしたら死刑判決がでてから執行するまでの期間なんじゃないだろうか。
投稿: しづく | 2007/05/29 23:01
あまりに突飛で人を馬鹿にしたような弁護団の言い分に、私もあきれ果てました。
死刑廃止の議論は別ですればいい。
この事件を利用しないでほしいよね。
被害者や遺族の気持ちを踏みにじってる。
本村さんはまだまだ戦いの日々が続くけど応援したいですね。
投稿: 柚月 | 2007/05/27 23:06