3月みたTV
桜、咲きましたね。
桜は、自分の持ってる蕾を分け隔てなく、いっぺんに咲かせるそのおしげのなさに、毎年のけぞるような感動と涙をくれます。
いろいろ精神的に忙しくしていますが、今日は歌会です。
ちょっとテンションが上がっています。
気持ち的に忙しくても、けっこうTVを見ていたなと思い、ちょっとひっかかったものをまとめてみたりする。
3月だし。(ってか、もっと違うまとめもしろってか。ぶつぶつ)
◇ドラマ:東京タワー
ご存知大ベストセラーのドラマ。録画して、時間のあるときにちょこちょこ見てました。
田舎からでてきたお母さんの、包容力と暖かさと愛に、毎回泣きました。
こんなのいまでもあるのか、あるのか、と心のどこかで疑いながら、気がつくと、どっぷり涙の海につかってた。
そして、こういう物語がいまの日本に支持されてるってことは、みんなそこに飢えているのだとも。
◇プロフェッショナル
曜日が変っても継続してくれてうれしい。
つい先日みたのは、宮崎駿監督のスペシャル。「自分の脳の中に釣り糸をたらす」ああ、そうだそうだ合点がいった。創作は、自分にもまだ見えてないものを見つけ出すことだと思う。誰もやったことがないこと、答えがないことに挑む気持ちを常に持っている。
パレットから、水彩ですいすいイメージを描いていく筆運びにみとれた。
あと、自宅がとてもすてきで、「魔女の宅急便」に出てきた、絵描きの友だちの家に似てると思った。
◇世にも奇妙な物語
進んでみてたのではなく、家族が見ていたので、しかたなく見るとはなしに本を読みながら見た。
ひとつだけ、「ふんさち」偏差値のもじりで、雰囲気がいいかの値で、教師の評価と生徒の進路が決まるというなんとも妙な学校。前の学校で学級崩壊にあい、転任してきた女性教師が、「ふんさち」をあげることに熱心なあまり、行動をエスカレートしていく。おちは、さらに薄ら寒いのだが。
この話は、最初の「東京タワー」と思わず比べてしまう。
いまの現実は、「奇妙な物語」が多すぎて、「ふんさち」の話は笑えないし、心休まることもない。ああ、そうか、そんなこともあるかもね、って。
いまのわたしたちが、ほしい物語を考えている。人生も後半のわたしは、「東京タワー」を語ることを選ぶだろう。
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