「海のふた」展
よしもとばななさんの読売新聞連載小説だった『海のふた』、その挿絵として、名嘉睦稔(なか・ぼくねん)さんの版画が使われていた。
中央公論新社より、『海のふた』が文庫版化されたことから、ぼくねんさんの版画の原画展が、京橋の中央公論新社ビル1Fで展示されている。
平日のみなのと、会期が短いのが残念だが、絶対行きたいと思って、頭痛肩こりの体をひきずりながら、今日観てきた。
本で見たときもすばらしいと思ったが、原画の迫力はやはりもっともっとすばらしかった。
ぼくねんさんのサイトに、製作過程の紹介があるが、製作の前に「祈る」のだ。
一枚一枚見てまわっているうちに、涙がでてきた。
魂こもってる仕事だと思った。
1Fは、テイクアウトのカフェになっていて、版画を見ながらコーヒーが飲める。
一番気に入った「海のふたがあいたまま」のまん前に座って、じっくりコーヒーをいただく。
受付でもらったパンフをもらったら、前に気に入って買った記念切手が、ぼくねんさんの作品だったことを知る。
すべての原画は、画廊で販売されていて値段がついてるチラシももらった。
最初は、ぜんぶ一覧になっていて美しいので、値段がついてると知らなかった。
サラリーマンのお給料でいうと、1ヶ月くらいの値段だった。
でも、それは、ブランドバックぐらいの値段でもある。
同じお金をだすなら、ぜったい版画を買うなーとしみじみしながら、会場を後にした。
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コメント
◇さおり@ボクネンズアート東京さま
まあ、こちらにもコメントをいただきまして、ありがとうございました。
バナー、いつのまにか変わってる♪
サイドメニューへの入れ方?がわかったらそちらへ移しますね。ありがとうございました。
投稿: しづく | 2006/08/05 17:57
こんにちは、さおり@ボクネンズアート東京です。
素敵に日記を書いてくださり、ありがとうございます!
ボクネン作品を見ているを涙が出てしまいますよね、
じんわりと心をほぐしてくれるような気がします☆
どうぞ、ギャラリーへもまた遊びにいらして下さいね♪
投稿: さおり@ボクネンズアート東京 | 2006/08/03 22:27