« 2006年6月 | トップページ | 2006年8月 »

2006/07/30

となりのトトロ。

実は土日と帰省しています。
仕事もひと段落して、娘の部活が7月中は休みなので雨の予報だったけどまったりしに。
意外と天気がよく、あれれ。

金曜日は父のお見舞いに行ってから、亀のいこちゃんと留守番。(夫と娘は金曜から帰省)
「となりのトトロ」を見る。

実はわたしは「となりのトトロ」を最初に見たとき、みんながいうほど感動できなかった。
短いし、ストーリーもシンプルだし、これがそんなに感動的なの? と。
夫がいうには、「あんたは都会育ちだからだ」という。
森とか虫の声がなつかしいのだという。
ふーん、そんなもんかと思っていた。

ほかの、ナウシカとかもののけの方が好きだった。

昨日ひさしぶりに一人でみて、泣きながらみた。
他人なのに、あんなに優しいばーちゃんに。
めいのさびしさに。
さつきの気丈さに。
お父さんののんきさに。

18年前のわたしは、生意気盛りで健康で、恐れをしらない人間だった。
子どもを生んで、病気になって、いろんなことにであって、その年月がわたしを変えた。
トトロのように、月に吼えたい。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006/07/20

欽ちゃんの矜持

昨晩から今朝にかけて、話題になっているスポーツニュース。
社会人野球チーム「茨城ゴールデンゴールズ」が、所属選手の不祥事で解散。

涙目の欽ちゃんを見ていて、胸がつまった。
「ああ、これは欽ちゃんの矜持なのだ」と思った。

コント55号はわたしの子ども時代、みんなで見ていたお笑いスターだった。
コント55号は、シモネタはやらず、子どもからお年寄りまで楽しめるお笑いをめざしていたのだ。
いまは、仮装大賞での欽ちゃんが有名だが、子どもへの目線は常にやさしい。
彼が、少女への犯罪を許せないと思うのは、道理だ。
いままで、彼が大事に貫いてきたものを、汚す行為だ。

世間では、「判断が早すぎる」「そこまでしなくても」という声も聞く。

でもわたしはそうは思わない。

即断で、「だめだ!」と感じたのだろう。
Y氏(まだ刑が確定してないので)も、まわりの反応で初めて自分のやったことの大きさに気がついたんだろう。
ばちん、とびんたされて目が覚めたみたいな。

いまの時代、人は自由に生きていいんだと言われる。
もちろん、わたしもそう思う。
だけど。
ルールには縛られているのだ。
そして、人の矜持にも。
やっていいことと悪いこと。
それを欽ちゃんは、Y氏にびしっと教え込んだと思う。

今後球団がどうなるのか、結局またやり直すのかはわからない。
それでも、欽ちゃんが即「解散! ごめんなさい!」といったことは、大きなルールの鮮やかな一線になったとわたしは確信している。
他の人のことも考えろ、とか、周りの応援してる人の気持ちとか、欽ちゃんは苦しんでいる。
たぶんしばらく苦しみ続けるだろう。
その一線を守るのは、いつだって苦しいことなのだから。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006/07/15

Be TARO!

汐留の『明日の神話』に会いに行った。そう、思い焦がれてやっと。とうとう。
LeftMiddle_hoseiHonoo

ぼろぼろだった壁画は、鮮やかに息を吹き返した。
敏子さん、明日の神話は見事に甦りましたよ。
ありがとう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006/07/14

芥川賞・直木賞発表

第135回芥川賞・直木賞の発表があった。
直木賞に森絵都さんの名前を見つけ、うれしくなった。

というのも、先日森さんの『カラフル』をようやく読んだからだ。
そいでもって、いっぱい泣いた。

児童文学出身の森さんらしく、カラフルも中学生が主人公。
いったん死んだはずの僕が、リベンジの仮の体を与えられ、仮の人生を再スタートする。
家族のもっている、秘密や、ほんとの気持ちなど感じながら、少しずつ自分を再発見していく。
途中ちょっとしたサプライズもあって、ときどき何気ないのに、ずーんとくる言葉があって。

みじめというのは、昼休みをひとりですごしたり、移動教室までひとりで歩かなければならないことをいう。
となりにだれかがいるというのは、ふりむくたびにじんとなるほど、いちいち、うれしいことだった。                       ~ 『カラフル』 より

いいことも悪いこともあるなかで、自分を生きることの生命力みたいなのが感じられた。
ほんとにすばらしい作品だと思った。
そう。わたしのひとつの指針になるくらいに。

森絵都さん、おめでとうございます。心から。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/09

てくてくラジオ

土曜日は、月一のパソボラの日。
そこでアメディアの望月さんから、てくてくラジオなるものの、「ラジオで福祉街づくり」というチラシをいただいた。
サイトに基本的な解説があるので、読んでみて下さい。

これは、微弱電波発信器をつかって、AMラジオへ案内を放送するのです。
利用者は、市販のAMラジオを1620KHzにあわせておくだけ。
てくてくラジオ発信器の3メートルから5メートルのところにくると、ラジオがメッセージを受信します。

たとえば、商店街になんのお店です、特売情報を流すとか、公共トイレで、「向かって右が男子トイレ、向かって左が女子トイレ」などと、初めての街でも、視覚障がいの方をガイドしてくれるわけです。
望月さんは、ホテルの自分の部屋に発信機(てくてくラジオ)を置いておいて、外出し、帰った時に、ラジオで自分の部屋を見つけるのに役立てたそうです。
いろんな使い方ができそうですね。

てくてくラジオ発信機は、乾電池で動作するので、どこへでも設置できます。
目の不自由な方に役立つ街づくりをめざして、プロジェクトへの参加を呼びかけています。
興味のある方は、プロジェクト主催者のアメディアさんへ問い合わせてみてください。

その他てくてくラジオのサイトもみてね。
http://tekuteku-radio.com/

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/04

中田英寿引退表明

中田英寿オフィシャルホームページの7月3日のHide’s Mailを読んだ。
朝からTVニュースで、中田の引退表明を知らせていた。
驚きとどこかやっぱりと思っていた。

中田語録でかっての彼はこう語っていた。

「俺は勝っても泣きませんね。もちろん負けても泣きませんけど」

クールといわれ、自己チュー(自己中心主義者)といわれ、生意気だといわれ、嫌いだとも言われ続けてきた中田。
一方では、その信念や、精神力の強さ、美学に猛烈にあこがれるファンも多い。

彼がワールドカップ予選で敗退が決まって、ピッチに倒れたとき、歌を詠んだ。
6月AQ歌会に出した歌だ。


  明 も こ ピ 天
  日 っ の ッ 才
  へ と 惨 チ 中
  の 全 敗 に 田
  蘇 身 を 倒 英
  生 に も れ 寿
  の 刻 っ て が
  た み と 泣  
井 め 込 味 い  
椎   む わ た  
し   た う    
づ   め た    
く     め    
           

天才はいらなかったし、最終行もしっくりこなかったけど。
泣かない、と言った彼が倒れこんだ姿を見たとき、何か終わったんだと感じていた。
10代から世界で活躍していた彼も29歳。次のワールドカップはないかもしれないと。

そして今日のニュースを聞いた。
彼の言葉を読んで欲しい。
わかる人にだけわかればいい。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

おまけ映像~おもしろ編

Art
かんのファームで見つけた、なぞのトラクタ?
どうみても、SL機関車を改造して作っている。何かをひっぱるのに使うのだろうか?
アートと実用の融合だ!

Ijime_1
いじめっこのキングペンギン。
某所で話題だったが、証拠写真を撮っていた。
すみれさんの説教も無視のふてぶてしいやつ。

Tozandou
旭川のトリビア発見。

大雪山という山は・・・・・ない。


| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006/07/03

旭川観光~美瑛丘めぐりアルバム

第16回五行歌全国大会2日目というわけで、旭川から美瑛(富良野)の方へと観光してまいりました。
お天気にも恵まれ、景色がとても美しかったです。
朝7:20にロビーに集合し、空港についたのは夕方5時くらいでした。へとへと。
でも楽しかった!

◆旭川→ケンとメリーの木→美瑛(パッチワークの道/パノラマロード)
Kenmerry
ケンとメリーの木は、昔スカイラインという車のCMに使われた有名な木である。
左下に人間が写ってるのがわかるだろうか。
ものすごくでかい!
パノラマロードは電柱や電線がなく、大変美しい丘陵だったが、バスで移動しながら見ていったので写真はとれなかった。

◆美瑛(パッチワークの道/パノラマロード)→北西の丘→望岳台
 こちらでちょっと一休み。バスから降りて、北西の丘から景色を楽しむ。三角屋根がかわいい。
BougakuBiei

◆望岳台(大雪山国立公園登山道入り口)→かんのファーム

Taisetusan
大雪山国立公園。旭岳、十勝岳、美瑛山などからなる山脈。山にはまだ雪が残っている。


HoukisouJyocyuugiku
かんのファーム ほうき草、お花畑
ちっちゃなモップみたいで、かわいい。ピンクのお花は、蚊取り線香でおなじみ、除虫菊。

◆かんのファーム→上富良野フラノーブルマツオ(昼食)
昼食はジンギスカン。マツオという場所で、ラムをたれに漬け込んで焼くので、味がしみている。
とっても柔らかくて、くさみもなく、おいしくいただいた。
Jingisukan


◆マツオ→三浦綾子記念館文学館
 旭川出身の三浦綾子さんは、朝日新聞の1000万円懸賞の『氷点』でデビュー。人はどう生きるべきかを問う作品を、キリスト教の思想にもとづく信念をもとに書き続けてきた。
 あらためて、その作品の多さにおどろく。

◆旭山動物園
Pengin
 楽しみにしていた旭山動物園。混んでる混んでると聞いていたので、覚悟していったが、東京の混んでるとはレベルが違っていた。うれしい誤算に、たっぷりと楽しめた。山の傾斜にできている動物園なので、飼育スペースを3次元からのぞけるようにくふうされている。写真は、ペンギンのトンネル水槽。
 まさに空とぶペンギン。

◆旅の終わり~旭川空港
最後に空港で食べた特上ちらし。
Rimg0613Yuuhi


旭川空港のみごとな夕焼け。
さよなら旭川。
だいすきな歌友と、ほんとにくつろげて子どもみたいにはしゃいだ楽しい旅でした。
ありがとう旭川。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

« 2006年6月 | トップページ | 2006年8月 »