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2006/06/21

ザ・プロフェッショナル道路案内人

今朝、いいものを見た。

太極拳に出かけるために、バス待ちしていたときの出来事。
左方向10mくらい先の信号、渡ったところの角で工事があり、地面を掘り返してはダンプカーに土砂を積んでいた。
信号の手前から、わたしの立ってるバス停の向かいにずらりとダンプカーが3台。
順番に土砂を積むのを待っているようだった。

ダンプの運転手は、それぞれ退屈そうに待っている。
すると、角で交通整理をしていたヘルメットの案内係りの人が、ダンプを信号待ちのラインまで手招きしている。
先頭の一台だけ、そのラインまで進むと、案内人がドライバーになにか話しかけている。
しばらくすると、先に入ってたダンプがでてきて、待ってたダンプがバックで入り込んだ。
そのとき、ぱっと信号が青に変わって、信号待ちしていた車たちがゴーと走り出した。

それを見ていたわたしは、なんと見事な誘導だろう、と感心した。
朝の交通渋滞を引き起こさないよう、赤信号のときに、ダンプの搬出と搬入をやってのけたのだ。
次のダンプもうまくいくのだろうか。
じっと、見てると、また信号待ちラインまで手招きされた。
次の順番だったダンプが進む。
案内人が、ドライバーに話しかける。
青信号がちかちかになったとき、すばやく前のダンプが出て、赤の間に、待ってたダンプが入る。
また、ピタっと入ったときに、ぱっと青になった。

スルスルピタッ
コソコソ
チカチカ
ゴー
シュルシュル
パッ
ゴー。

すごい! すべてはこの案内人の絶妙なコントロールで、この見事な流れを生み出していると確信した。
パーフェクト!
プロフェッショナル!
遠くてヘルメットの影のその人の顔はわからないけれども、傘をもちながら心の中で拍手をする。

彼の仕事は、朝の渋滞待ちのドライバーにとっても、行き交う通行人にとっても、遠くから来てるだろうトラックのドライバーにとっても、ぼんやりみている見学人のわたしにでさえ、気持ちのよい見事な仕事だった。

あんなふうに、周りの人を気持ちよくさせるいい仕事を、どれだけ生み出せるんだろう。
あんなふうに仕事ができたら、人生の喜びを増やすだろう。だって、周りにとってもうれしいし、自分だって、「決まった!」とガッツポーズしたくなる。

でも、あの案内人は、当然のように淡々とダンプを誘導していた。
しぶいしぶい。

いいものを拝見させていただきました。

<追伸>
 今日は夏至。キャンドルナイトの日。代々木公園で野外フェスがあるみたい。いいなー。いつかいける日もくるだろう。
 今晩は、お風呂にキャンドルを浮かべよう。

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