生田散策
ずっと行ってみたいと思っていた、川崎の岡本太郎美術館へ行ってきた。
この美術館は、川崎市生田緑地内にある。
最初は、山へハイキングに行く予定だったのだが、気温が低くあきらめた。
夫と二人で向ヶ丘遊園駅から歩いていく。
駅前の喧騒をすぎると、大きな樹がこんもりしている場所へつく。
歩いていると、「コロコロコロ、コロコロコロ」とかわいい音がする。
なにかな? と考えていると、「カエル?」と気がつく。
水が見えないが、菖蒲園のようなところから聞こえてくるのだ。
思いがけずWelcomeメッセージをもらったようでうれしくなった。
お昼ちかくだったので、美術館横のカフェでランチ。
市立のせいか、お値段もリーズナブル。サンドイッチもおいしかった。
たっぷりと緑に覆われた中に建つ美術館は、とてもうつくしかった。
絵画、オブジェ、映像、写真などを見て回る。
鮮やかな色彩、原色の力、うねるようなライン、放射状にのびていく構図。
いかにも岡本太郎のエネルギーがあふれた作品群だ。
土曜日だが、すいていてゆったり見られたのもよかった。
屋外にある「母の塔」を見て、おもわず笑いがこみあげてきた。
もう笑っちゃうほど、大きいのだ。
樹の根っこのような形で、しっかりとふんばって、のびやかに空へひろがっている。
何か嫌なことがあったら、この塔を思い出そうとおもった。
その後、緑地内の日本民家園など見て回る。
途中、うつくしい青い羽のかわせみをみた。じっと見ていると、池にはいってお魚をハンティングしていた。
かなり感動。
山つつじ、紫木蓮、梅?など桜はなくても、山の樹の花がきれいだった。
民家園の中は、山道でけっこう勾配があり、足が疲れた。
民家園も美術館も、その建物だけでなく、まわりを囲む山の景観がよりいっそう場の雰囲気を作り出しているとおもった。緑の中で、楽しい一日を過ごせた。
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