僕と君の全てをロックンロールと呼べ~サンボマスター3rdアルバム
先日発売されたサンボマスターの3rdアルバム、『僕と君の全てをロックンロールと呼べ』を買った。
ライナーノーツは、2ndと同じく、音楽ライターの北沢夏音さん。
この人のライナーは、サンボマスターへの、彼らの音楽への狂おしい情熱に満ちていて心をうつ。
絶望と欲望の泥濘にまみれて、それでも生きることを選ぶ
サンボマスターの魅力は、そのがむしゃらさだ。
おかしいほどの熱のなかで、だんだんものすごい歓喜へと変わっていく奇跡。
一見みっともないもののなかから、激しく光を放つ美しさ。
そんなものをずっと考えている。
どうしてこんなに惹かれるんだろうと。
それはひとつには「美しいものは美しくてあたりまえ」で、アドバンテージのある存在があって。
自分の立ち位置や、現在の社会の取り巻く環境や、起きている事件や問題の不透明感があって。
この時代によろよろと、でもどかーんと叫びだした彼らに、救いを求めるのは自然なことなのかもしれない。
あまりに息せき切って走り抜けるから、心配になるよ。
あせらないで。
どこまでいけるか心配になるよ。
でもいいんだね。
君をみとどけたいんだ。
君を信じたいんだ。
サンボマスターに捧ぐ。
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