いなだっちさんが、私のウタをブログで取り上げてくださったので、調子に乗ってヤボと知りつつも、自作コメントを書かせていただきます。m(_"_)m
まだ作者がわからない段階で、「大好きでした」と書いてくれたので、すごくうれしかったです。
た 私 星 星 満
く の 座 を 天
さ 形 が た の
ん も 浮 ど
の ぶ っ
ム よ て
ダ う
な に
点
か
ら
このウタは、何年にもまたがった複数の経験を元に書かれています。
本物の満点の星、いくつか見た中で印象的だったのは、沖縄宮古島でした。
とにかく空一面、星がびっしりとまたたいていて、どれが星座かもうわからないくらい、気絶しそうなほどの星空でした。(これが約2~3年前)
それとわりとよくプラネタリウムに行くのですが、天井のドームに満点の星空が投影されて、そこに白くラインを引いていろんな星座を教えてくれます。
それを見てたり、後から思い出しているときに、「星座が描けるのは星がいっぱいあるからだ」と思いました。
今は一見無駄としか思えないようなことが、意外にあとで役に立ったことがあります。
何年かたってわかることもあるし、すぐそうなることもあります。
そんなふうにムダな点でもいっぱいあれば、満天の星空のように、星座が描ける。
そこから新しい自分の形が作れるのではないか。新たな大事な一辺(いっぺん)になるのではないか、と考えました。
というわけで、「無駄」という言葉は、私の中でそんなに強い否定の意味を持っていなかったのです。
それでも漢字で「無駄」と書くと、マイナスの印象が強くなるので、カタカナの「ムダ」と表記することで軽さを出したつもりです。
「ムダ」は必ずしも無駄で終わらない、という確信があったので、ウタにしました。
何人かの方から「気になる」と言われ、やっぱりみんなの中では「無駄は最後まで無駄」という認識が一般的なんだなと思いました。
同じグループの草壁先生が、「大事なことを言ってる」「自分も昔、なんでこんな仕事を俺にやらせるんだ、ということがいっぱいあった。でもそれが後に役立ってる」とおっしゃってくださって、「そうそう!」と心の中で相槌を打っていました。
ムダに見えることが、後から役立った経験を持っている人だったら、きっと思ってること。
「人生ムダなことはひとつもない。」
わたしがこのウタで言いたかったテーマは、これだったと思います。
読んでくださってありがとうございました。
井椎しづく拝
PS: いなだっちさんへ
ムダを強引にムダでなくしてみせる! という「力こぶ」は入ってないかな。
自然とそうなった、って感じ。あてにしてなかったのに、案外いいものに化けたという感覚でしょうか。
今、ムダと思ってることでもそう落胆しなくてもよいのですよ、というメッセージもこめてます。
いずれにせよ、ここまで解説しないとわかってもらえないウタなんだなーとまたつくづく思い知らされ・・・。
これもきっとなんかの布石に。(笑)
そうそう。布石、ということばを使おうかと思ったのですが、自分は囲碁をきちんと知らないので、安易には使えないと思いました。
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