いかレスラー
わたしにとって、土曜日の朝は平日と変わらない。
6時過ぎにはおきて、お弁当を作り、娘を送り出す。
いつものように娘と二人でTVをつけながら、ぼぅ~とパンを食べていた。
するとそこへ、いつもは7時半になって起こしても起きられない夫が、まだ7時前なのに、ずかずかやってきた。
テーブルにつくと、いきなり彼は昨晩見たらしい「いかレスラー」について語りだした。
「いかレスラーってすごいB級映画なんだけど、傑作なんだよ・・・」
「修行でいかに変態したレスラーが戦う話なんだけどね・・・」
「煩悩がうずまくと人間に"退化"しちゃうんだよね・・・・」
わたしと娘は、目を線にしながら聞いている。
(・・・なんでこいつは朝っぱらからこんなに熱く語るんだよ)
でも話を聞くうちに見たくなってきて、「じゃあ、見てみようかな」と言うと、
「あーもー消したから!」
「!」
(うちはハードディスク・ビデオなので、見たら消すことが多いのです)
私「こんなにあおっといて、消すのはないんじゃないの!」
夫「えーっ。だってあなたがこんなくだらない映画に興味を示すと思わなかったからさー」
私「・・・・」
わたしが興味を持ったのは、「真剣でおバカ」という点だ。
真剣さとおバカは正比例のように相乗効果が上がり、上がれば上がるほど笑いが炸裂するのを知ってるからだ。
バカなほど、真剣で、真剣なほど、おバカ。
これほどおもしろいものはないのだ。
あー。いかレスラーの紹介をみたらますますみたい。
腹がよじれるほど笑いたい。
ひーひー! <意味不明。
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コメント
◇道子さま
「12人の怒れる男」は傑作ですね。おもしろかった。
映画の趣味はけっこう違いますが、彼がこれはいい! と進めてくれるものは見るようにしています。
投稿: しづく | 2005/09/17 23:50
家族それぞれ
19歳娘 パリ テキサス
夫 12人の怒れる男
私 思い出ぽろぽろ
DVDが今もあるのです。
その前だったら?
今だったら私は夜神楽のDVDが欲しい。
壱岐のたびの悔しさですが紫野恵さんつながりとは思います。
投稿: 道子 | 2005/09/17 11:47