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2005/08/22

トークイベント考

先日も日記に書いたが、8・20は、岡本太郎記念館へ行った後、、青山ブックセンターのトークイベントへ出かけた。

辰巳泰子さんの第五歌集『セイレーン』の出版イベントで、枡野浩一さんとお二人で題詠「愛」の投稿された短歌を選したり、お二人の体験談とかゆるい感じで話があった。

わたしがこういうイベントに行くのは、まずひとつは単純に興味があるから。
今回は、辰巳泰子さんのことを知りたかった。
彼女のブログや日記をみていて、彼女の価値観をそれなりに把握していたが、本物の生身の彼女の発言を実体験したかった。
いくつかの埋まっていないジグゾーパズルのピースがはまったように思う。
それが全部ではない。
そんなにいっぺんに埋まるものではない。(そんなのつまらない)

もうひとつは、五行歌でも似たようなことができないだろうかと考えているからだ。
五行歌を詠まれる方の中に立派な歌集を上梓されているかたがぐんぐん増えている。
辰巳さんは、朗読ライブをされているようだが、同じようなことができないのだろうか?
今回、辰巳さんの選のいくつかの歌を朗読されていたが、それぞれの歌の個性を汲み取ってとてもエモーショナルに表現されていた。泣きそうになった。

五行歌とか短歌とか分けたがったり、人のひっぱりあいなんてしてる場合ではない。
けっきょくわたしたちは、胸を打つ、生きるうえで宝物になるような歌が詠みたいし読みたいだけなのだ。
五行歌にはそれだけの価値があるから(笑)、もっといろんな展開ができるはずだ。

◇ ◇ ◇

辰巳さんや枡野さんのゆるい会話の中で、ときどきはっとするような発言があった。
ほんとは辰巳さんのライブに行きたいのだけど、25日はこどもの運動会がある。いけないだろうな・・・。
辰巳さんの『セイレーン』を買って、サインをしてもらった。握手もしてもらった。

あいしてる なんの誉れもない場所で あなたに言へる 生き方を する
                                          (辰巳泰子)
                         『セイレーン』 愛-なんの誉れもない より
わたしはこの歌が一番好き。 「なんの誉れもない場所」は、主婦として生きたことのあるものにとって胸を打つ言葉だ。 わたしは1年育児休業をしたとき、社会から取り残されたような寂しさをぬぐえなかった。 何者でもない自分を感じていた。 誰もほめてもらえない主婦や母としての裏方のしごと。 でもそこでこそ、愛を持ち続けることがすばらしいのだと気づいたのは、ずっと後のことだ。 それを歌にしてもらえてうれしかった。わたしの中のひとつの思いが成仏したと思った。

それにね、この区切り。五行歌になってるんです。おそらく偶然でしょうけど。
辰巳さんは、朗読されるから自分の歌の呼吸がわかっていて、それで自然に区切ったのだと思います。

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コメント

◇ゆうさん
 コメントありがとう。(*^^*)
 東京はイベント多すぎてくるじい・・・。
 行ける範囲で参加してます。
 辰巳さんのご実家はまだ大阪にあるようですね。
 しゃべり方とか、雰囲気がなんとなく大阪を感じました。
 きさくで熱っぽくてリラックスしていて、どっかゆるい感じもして。

投稿: しづく | 2005/08/23 21:44

>五行歌とか短歌とか分けたがったり、人のひっぱりあいなんてしてる場合ではない。
けっきょくわたしたちは、胸を打つ、生きるうえで宝物になるような歌が詠みたいし読みたいだけなのだ。

私も激しく同感!!本当にそう思います!
いいなぁ~東京はこういうイベント多そう♪
地元、大阪ではやらないのかなぁ?

投稿: ゆう | 2005/08/23 01:52

◇史さま
 >骨太で、いちいち生ぐさめ
 ああ~わかりますねぇ。(^^)
史さんのようなお歌だったら、暗幕の前でスポットひとつ、衣装も黒っぽくルージュは赤く・・・。(妄想中)
 史さま。行ってみたいと思っていればまたチャンスは来るのです! わたしはおかげさまで最近ようやく身が軽くなってきました! 
 あとすごーく前から行きたいのは、「詩のボクシング」
 いつもボランティアの日程と重なり、指をくわえています。
 でもあとでTVでやるので、それはうれしいのですけど。
 また何か参加したら、レポートしますね♪
 

投稿: しづく | 2005/08/22 22:09

いいなあ。私も行こうかと密かに企てておりましたが、行けずーー;
辰巳さんは初期の頃から骨太で、いちいち生ぐさめ(と感じているのは私だけかもしれないけど)のところにかなり惹かれています。蝶よ花よじゃないところとでも言いましょうか。

>五行歌とか短歌とか分けたがったり、人のひっぱりあいなん>てしてる場合ではない。
>けっきょくわたしたちは、胸を打つ、生きるうえで宝物にな>るような歌が詠みたいし読みたいだけなのだ。

激しく同感。もっと他ジャンルとの交流があっても良いのではと考えている今日この頃でございます^^

短詩のライブ系は増えてますよね。
25日、行ってみたいです(←どうせムリぽだが…)。

投稿: 史 | 2005/08/22 14:02

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