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2005/06/19

岡本敏子 『奇跡』

この本の存在をしったのは、KAWADE夢ムック「岡本太郎」を読んでいたとき、岡本敏子さんへのインタビュー記事、「奇跡」のドキュメントであった。
『すばる』1月~3月号に発表した小説である本書は、岡本敏子の初の小説であり、主人公笙子と、建築家の羽田謙介との恋愛物語である。このインタビューでは、この恋愛の核心部分は、太郎と敏子との実際の関係性かというところから、年齢を超えたエロスへせまっていく。

図書館で予約しておいた本が届いて、手に取ったとき、表紙にまずしびれた。
うつくしく青く透き通った石の写真で、カバー写真 合田佐和子、とある。
鳥肌がたつ。合田佐和子さんの作品がここで使われるとは!

小説としてどうか、なんて聞かないでほしい。
岡本太郎と敏子の物語として読んでしまうしかない。

いくつかの点をみつけて、ひとつひとつ確認して、線で結びつけながら、わたしなりの二人の立体映像をつくっていく。
点のすきまを埋めるのは、資料だったり、作品だったり、する。
この魅力的な人を愛さずにはいられない。岡本敏子もまた、わたしたちの中に生き続けているのだ。

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