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2005/05/25

村上龍 『世紀末を一人歩きするために』

村上龍の著作の中から、しぼりだしたエッセンス集。1995年刊
いくつかの文章にマーカーをつける。

私は表現者として、「特に健康的な子ども」であり続けたいと思う。表現者は常に「特に健康的な子ども」でなければならない
           ----------村上龍全エッセイ1976-1981

たしかに。「特に健康的な子ども」なわたしのあこがれの歌詠み人が何人も浮かぶ。
先生はその最たるものではないだろうか。
我とわが身を振り返れば、うなだれる。

ただ心に浮かんだ「ことのは」を詠うだけでいいのか?
より伝えるにはどうしたらいいのか?
自分は健康的な子どもたりうるのか? 

才能がないと決めつけて生きることほどイージーで、安楽で、退屈で、つまらないことはない
           ---------- an・an 

そかそか。
不健康なオトナのひとでも、明日はあるさ。

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コメント

◇ゆうさま
 おお、村上龍お好きですか?
 引用できない名言もいっぱいつまってます。ええ。
 「快楽」ということばが、下品にならず似合ってしまう男は彼くらいではないかと思います。
 
 このところ「才能」ってなんだろうって考えていて、最初に考えていたのとぐんぐん変わっていってます。
 クドカン(宮藤官九郎)さんがR-25のインタビューで、「最後はその人がその人自身であることが才能みたいに思う」って言ってて、「なるほどー!」つまりは、その人らしさなのかもしれない。
 その人らしくいきいきしてるのが、才能を生かしてるってことなんだろうな、と。(例文」「―を生かす」を使用)
 チャレンジャーってとこが、ゆうさんらしいコメントだーと思いました。(^-^)

 それでもって、村上せんせーのことばをはぐはぐしながら、才能があるとかないとかいってるそのものが、なんだかひどく貧しい行為に思えて、もうやめようと思った。(と、なんとなくよしもとばななふう)
 
 

投稿: しづく | 2005/05/26 22:34

「特に健康的な子ども」
ふむふむ。「特に」が付いているところが村上流!いや村上龍だと思った(^^ゞ
やっぱりスペシャルを意識している人なのでしょう☆

才能についてですか・・・
【才能】物事をうまくなしとげるすぐれた能力。技術・学問・芸能などについての素質や能力。「―に恵まれている」「珍しい―の持ち主」「―を生かす」

ううむ。例文使って言えば・・・
才能に恵まれていなくても、珍しい才能の持ち主といわれるような何かが隠されているかもしれないと信じて、才能を生かせるように、まず色んなことに興味を持ってチャレンジしたいものだ!?(ーー;)


投稿: ゆう | 2005/05/26 12:34

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