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2005/05/29

ジンギスカン キャラメル

最初は、花瓶を買おうと思ってでかけた。
毎月一回、お花が届く通販をはじめたのだ。
大きな二束が届くので、大きな花瓶がひとつしかなくて困っていた。

ラクーアにいってぶらぶらするが、思ったようなのがない。
アジアン系のショップにいって、服を買う。
ヴィレッジヴァンガードへ行き、立ち読みをし、一度食べてみたかった475円もするポテトチップスを買う。

すると夫が、これも買ってみようという。

彼のセレクト。

「ジンギスカン キャラメル」
caramel

赤の地に黒文字。黄色の部分は、北海道ORIGINALと書いてある。
ジンギスカンらしき焼肉の写真(この写真はイメージです。の注記入り)
なんだかカレーのルーみたいなパッケージだ。

家に帰って3人でせーのと食べてみる。
・・・・。
基本的にはキャラメルだ。
でも、なんかこう肉くさい、あぶらっぽさがある。
まずくはないが、微妙。
表示成分をじっくりみても、ジンギスカンに関するものはなにも書いてない。
なんで?
なんでジンギスカン?

まぁ、やってみなきゃわからないことはいっぱいあるし。興味をもったらやってみるほうがおもしろく生きられるだろう。
ジンギスカン・キャラメル ¥126
これでどきどきできるんなら、けっこういい買い物かも?!

追加データ:
販売者 株式会社札幌グルメフーズS2 (グルメって・・・)

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2005/05/25

村上龍 『世紀末を一人歩きするために』

村上龍の著作の中から、しぼりだしたエッセンス集。1995年刊
いくつかの文章にマーカーをつける。

私は表現者として、「特に健康的な子ども」であり続けたいと思う。表現者は常に「特に健康的な子ども」でなければならない
           ----------村上龍全エッセイ1976-1981

たしかに。「特に健康的な子ども」なわたしのあこがれの歌詠み人が何人も浮かぶ。
先生はその最たるものではないだろうか。
我とわが身を振り返れば、うなだれる。

ただ心に浮かんだ「ことのは」を詠うだけでいいのか?
より伝えるにはどうしたらいいのか?
自分は健康的な子どもたりうるのか? 

才能がないと決めつけて生きることほどイージーで、安楽で、退屈で、つまらないことはない
           ---------- an・an 

そかそか。
不健康なオトナのひとでも、明日はあるさ。

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2005/05/22

いじわるの効用

昨日の記事の続き。
昨日あんなにすっぱりと、「いじわる」と言えたのはどこかうらやましさがあったからだと思う。
適材適所ないじわるは、正当だ。世の中をよくするかもしれない。

いじわるな人と思われていると、いじわるしたい人は寄ってこない。
けっこういい環境になったりするかも。
それにしてもいじわるを使いこなせるのは、並大抵なことじゃない。
だからこそ、正統派いじわるの使い手には、あこがれてしまう。
自分にはまだまだ修行が必要だ。

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2005/05/21

目の覚めるような0点

今朝うたともの柚月くんところのブログで「やってしまった」を読んだばかりであった。
今日のAQ歌会、わたしもめでたく0点友の会に入会した。

わたしの場合、その結果はすごく納得であった。
0点なのに、いくつかコメントをいただいて、それがとてもありがたかった。
電車の中ですごく独りよがりな歌だったなーとよくわかった気がした。
自分にしか見えてない映像を詠ってしまった。
自分ではいいと思っていた前半部分も後で考えると、すごくおこがましく見えてきた。
もう一回、このときの思いを歌に詠み直してみようとおもう。

うまくいくか自信はないけど、あのゴッホのブルーをどうしても詠みたい。
そのために、あがいてみたい。
AQのうたともに感謝。

 ◇ ◇ ◇

ついでに告白すると、人生の先輩に面とむかって(「僕はいじわるなんです」と仰ったので)「いじわるですよね」とか冷静に言ってしまった。
そのときの流れで、あいづちみたいに素直に言ってしまったのだが、もしかして(もしかしなくても)大変失礼だったのでは? と今頃思った。 ああ、それなのにそれなのに、その後も普通に談笑してお互いに「ありがとう」と別れて、なんだかすごいと思った。感謝。

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2005/05/18

なんか飛んでます

このところ目の調子が悪いです。
数日前に、黒い点々がいっぱい飛んでました。
昨日から、ごみが浮かんでいます。右だけなんですが。
飛蚊症とかいうやつかな・・・。
PCあまりやらないようにします。

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2005/05/17

ジョゼと虎と魚たち

最初に映画を見て、その後、田辺聖子の原作を読んだ。
それ以来、ずーとその作品について頭の中に何度も浮かんできては消える。

(以下ネタバレ含む?)


  ◇

ラブ・ストーリーです。
原作のほうは、全体的におとぎ話のようで、あわあわとした不安の中のなまぬるさで終わるが、映画はその先の続きまで描いてくれてる。
そして映画はもっとジョゼの輪郭がくっきりとしていて生活感があふれたリアルさで満ちている。
いちばん好きなシーンは、最後に一人になったジョゼがいつものように自分だけのために魚を焼くところ。
風を切って電動車椅子で町を移動しているところ。

それまでにも障がいを持った人との恋愛とか、福祉の問題とか、あれこれ盛り込まれていてココロがひっぱられるのだけど。
「わたしもあんなふうに、魚、焼けるかなぁ」
って思ってしまうのだ。
胸がざわざわして、どこかでぎゅっと握りこぶしを作ってしまうのだ。

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2005/05/15

雷のち晴れ

今日は家族で、わたしの前の会社の先輩のお宅へ遊びに行った。
哲学堂公園という桜の名所のそばなので、いつも桜の季節にうかがうことが多い。
今年は予定が合わずに、ちょっと遅くなったが、誘ってもらえたのでお昼をごちそうになる。

先輩は男性なのだが、手作りのギョーザと、固焼きソバをつくってだしてくれた。
お子さんがまだ4歳と2歳の男の子で手がかかるので、来客時には先輩が料理を作るみたいなのだ。
ホットプレートで焼きながら軽くビールを飲んだ。
ギョウザに入れるお肉はひき肉でなく、薄切り肉をきざむのがコツとか。

先輩は仕事にはクールで、できるタイプの人だったので、そういう姿がなんとなく微笑ましい。
下の子をひざの上で寝かしつけながら、「こういう可愛さはどんどん成長して変わっていくからなー」とつぶやいていた。
「そうですね。今だけ感ってありますね」というと、
「そうそう、今だけ感。(笑)」

晴れたり曇ったりした後、急に雷がなって、滝のような雨が降ってきた。
しばらくするとやむかなと待っていた。
だんだん空が明るくなり、日が射しながら、雨が降っている。

夫が窓をみていて、「あ、虹がでてるよ」と見つける。
どれどれと、7人が窓にはりつく。
うっすらと横にのびた虹。
なんだか得をしたような気分になり、ではそろそろ、と帰路についた。

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2005/05/11

自由って・・・。

わたしは読書が好きだが、読みたい本がてもとにないときは、近くにある読めるものはなんでも読む。
例えば新聞広告とか、待合室にある雑誌とか、部屋に落ちてる紙?とか。
今回は部屋に落ちてる、小冊子だった。

ちょっとした文集みたいなものだが、その中で、ドイツの哲学者のことば、というのが載っていた。
気になったので、ネットで調べてみたら、どうやらカントの言葉らしい。

「森に住む獣たちと、人間とはどちらが自由だろうか?」と弟子の問いに、カントは「森に住む獣は、自然や欲望に支配されているから不自由である。人間は、自らの理性で自らの正しいあり方を選択する自由がある。だから、人間こそ自由な存在なのだ」と教えたのです。

これはけっこう有名な逸話らしい。哲学も教養課程で習ったはずだが、このことは初めて知った。
自然に眠くなり、自然に食べたり飲んだりするほうが自由だと思っていた。
自然に理性であらがうのが、自由だと。
欲望には制限がある、という考えが目からうろこだった。
自由って、欲望を超えて、自らがコントロールできることなんだ。
自由って、そうだったのか・・・。

PS:こんな自由の定義も見つけた。参考まで。

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2005/05/07

富士日記

以前から読みたいと思っていた武田百合子さんの富士日記。図書館で予約したら、1日で上中下巻借りることができた。
ぱらぱらと読み出す。
一日の出来事を淡々とつづってある。食事のメニューが必ず書かれている。
日記文学、とでも言うのだろうか。
今のサイトや、ブログの日記にも通じるものがあるなーと思う。

連休帰省したときも思ったのだけど。
食べて寝て遊ぶが中心の生活をしてると、なにか余力ができる。
もの足りないと思える気持ちになる。

ふだんはいろんなことに埋没されている感覚が浮き上がってくる気がする。

いっぽうでは、今の世のなかは、多くを求めすぎてる気もする。
もっと生活とはシンプルで淡々としたものだと。
いろんなことに敏感になって疲れてしまう時間が長引いたら、シンプルに還っていけばいい。

手元のカードをぜんぶ捨ててしまって
一枚だけのカードを選ぼう

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2005/05/02

連休

明日から3日間、留守にします。
帰省です。
ことしは地物のたけのこがまだでないそうです。
ざんねん。

◇ ◇ ◇

世界中の
止まらない涙を
ぬぐっては
乾かしてよ
ハンカチの木

          井椎しづく

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2005/05/01

ハンカチの木

今日は義弟家族と6人で新宿御苑へ行った。
新緑がうつくしく、つつじや藤があざやかだ。
草の上に座り込んで、義妹とのんびり話したりした。
ほかの4人は、枝にタコ糸をつけてするめを結び、ザリガニ釣りに夢中。
あまりにのどかで、泣きたくなるようだった。
永遠に続いてほしいような時間なのに、もう二度とこない気持ちを同時に味わっている。

ここにはハンカチの木があり、今見ごろになってると聞き、探しに行く。
新宿門の近くのはじの方に、かなり背の高い大きな木にひらひらした白い包がたくさんぶらさがっている。
いくつか包が落ちてるので、「落ちるのを見たいね」と話していたら、ほんとにひらひら一枚落ちてきた。
ハンカチおとしみたい。
娘が駆け寄って拾ってくる。
カメラを持ったおじさんが、「せっかくだから持って帰りなよ」と横でにこにこしている。
彼女はうすい葉っぱのようなそれを、そっとポケットにいれた。
ハンカチの木を見たら、今日のことを思い出せますように。

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