W杯アジア最終予選
9日埼玉スタジアム。
いい試合だった。
開始からすぐ小笠原のフリーキックがきれいに決まって幸先のいいスタートだったが、それから追加点が入れられず。北朝鮮に1点返され、同点。
後半、中村や高原の投入があり、玉の動きがいきいきした。
とくに中村俊輔のパスワークのうつくしさ!
でも彼はこういっていた。「きれいなサッカーだけじゃだめ」
昨年Jリーグの日本人得点王、大黒将志がはいって、こぼれ玉を最後まであきらめずにシュートしてVゴールが決まった。
彼のことば。
「使ってもらって感謝しています」
北朝鮮の選手は、負けて涙を流していた。
監督のコメントも冷静だった。
日本代表の相手は、「北朝鮮」という国よりも、ひとつのアジアの国の選手と戦っただけだ。
スポーツ精神にのっとり全力を尽くした、それだけでいい。
放送が終わってからスタンドをカメラが映し出したとき、ひとつの大壇幕が目に入った。
「サッカーで一つにつながろう」
(だったかな?)
背伸びして腕を伸ばしてそのメッセージを掲げた若者たちを見たとき、初めて涙がこぼれた。
◇ 追記 ◇
osa3さんのサイトを見に行ったら、すてきな記事があったので、リンクしておきます。
「紹介したい言葉」
北朝鮮代表の、安英学(アン・ヨンハッ)選手の言葉の引用をぜひ読んで見てほしい。
在日の彼がどういう思いで試合に臨んだのか、じーんとする。
あと、osa3さんの言葉で、
日本代表チームは、”あいつら”ではなくって、”我々”です。
あのチームは、日本のサッカー文化の代表なんです。
日本という国の、たかが球蹴りに熱狂できる幸せ者達を代表する、親善大使なんです。
ほんとにそうだなぁと思いました。
サッカー選手は、サッカーを純粋にやることが、喜びとか幸せとか平和にもつながっちゃうのだ。
みんなそれぞれそういうものを持ってるといいな。
純粋にやるってことはそういう普遍性があるってことだ。
トラックバックも送らせていただきます。
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コメント
◇ゆっこ
おたくはおでんね。うちは昨日肉じゃがだったよ。なんかねー「GO」を思い出した。
あれも在日の話だったよね。彼も同じなんだろうなと思った。
投稿: しづく | 2005/02/11 21:00
おでんを煮ているスキに、読んだよ、「紹介したい言葉」。
うー、涙が出た…。
本当ね、一流の人は人格もプロ。^^
投稿: ゆっこ | 2005/02/10 17:50
◇ゆっこ
よかったよね~♪
ゆっこの日記にも書いてきちゃったよ。
北朝鮮の選手は、ものすごいアウェーのプレッシャーとか緊張感とも闘ったと思う。
泣き崩れる姿は、必死で闘ったんだなーとさわやかな印象が残りました。
osa3さんの「紹介したい言葉」も読んで見て。
上の記事にリンクを貼っておきます。
一流選手は、人格もプロなのだ☆
投稿: しづく | 2005/02/10 16:55
本当に良い試合だったですよね~。
シュンスケはなんて華麗で確実なプレーをするんだろうと惚れ惚れしました。^^
サポーターもきちんとしていたし、終わってからの北朝鮮のサポーターたち、すごく理性的で謙虚なコメントを沢山していたよね。
「サッカーでひとつにつながろう」…良いね。
でも北では、勝ち試合はニュースで映像入りで伝え、負け試合は結果を言うだけだって…。
残念だよね~…。
投稿: ゆっこ | 2005/02/10 10:34