たのしさとかみんなでとか。
突然ですが。
もしあなたが歌詠みだったとして、なぜ五行歌を詠んでるのですか?
よくみかけるのが、「楽しいから」。
「みんなで和気藹々」
わかるけど、これはわたしにとってファースト・プライオリティー(第一優先)ではない。
ウタを詠むってもっと孤独なことだと思っている。
もちろん楽しいですよ。
でも楽しさはみんなと一緒にやるからだけじゃない。
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コメント
いなだっちさんの「欲」という言葉を拝見して、まさしくその通りだと思いました。私もコメント書いたあと、「欲」書き足したいとおもっていました。
「歌をかいているだけでいい」なら、そのまま箪笥にしまったおくだけでいいわけだけれど、あえて発表したいと思うのは、「欲」だと思うし、それを満たすことで、生き甲斐とか、生命力にもつながっていくと思います。
いなだっちさんのコメント前半部もその通りだと思いました。最終部分まだ読みとれてないかもしれませんが、噛み締めたいと思います。
投稿: うたのたまご | 2005/02/11 13:00
◇たまごちゃん
>「歌をかいているだけでいい。」と個人的には思っています。
ほんとにそうなんだと思います。
サッカー選手はサッカーでベストを尽くすように、歌詠みは、ウタで全てを使えばいいよね。
わたしの問いかけに、まっすぐに答えてくれてありがとう。
◇いなだっちさま
わたしが書ききれなかった行間を、拾い上げてきれいに言葉にしてくださって、感謝です。
> 同じようにくぐり抜けて来た人たちと
> 出会って、
> 歌会をしている訳です。
わたしも最初に歌会に出たときの「どっかーん!」という感動はそこでした。
そこで奇跡を見たからでした。
「楽しい」人を批判する気持ちはぜんぜんないし、それぞれの楽しみ方があっていいと思ってます。
自分の中の問題です。
もがいてます。
でも不幸なわけじゃなくて。(笑)
このもがきを、何に変えてやろうかと。
そういう問題です。
欲とか生命力の話は、もう少し何回か読んでじんわりしてみます。
ありがとうございました。
投稿: しづく | 2005/02/10 17:38
孤独な作業
と、言えば、なんだか暗いですが、
言い換えれば、
「誰にも干渉されずに出来る作業」とか
「誰にも助けてもらえない作業」とか
そういうことだと思います。
それが楽しい時もあるし、
忍耐を強いられることもある。
そこをくぐり抜けてから、
同じようにくぐり抜けて来た人たちと
出会って、
歌会をしている訳です。
(少なくとも私はそう思っています)
だから、十人十色で、
様々な気持ちで
くぐり抜けてきているわけですから、
たどり着いた場所(歌会)は、
一緒でも、
たどり着くまでは、
決して、一緒ではないはず。
ですから、同じ場所に集まったって、
それぞれの違うものを見ているはず。
それが当然なのに、
それぞれの違うものを見ているはずなのに、
共感したり共鳴できたりする。
それが奇跡的(←大袈裟でなく、真面目にこう思っています)に思えて、楽しいわけで。
だから、安易に
「みんなで」とか
「一緒に」的なものが前に出ると、
違和感があるんじゃないでしょうか。
何事もそうかもしれませんが、
自分にとって安易じゃないものに、
安易な言葉を与えられると、
もがきたくなるものだと思います。
四角四面に
ド真面目なわけではないんですけどね(笑)
★
あと、余談になるかもしれないけれど、
基本的に、本とか歌会とか、
歌を公にしていくのは、
命が求める「欲」だと思う。
命は常に、
なんらかの媒体
(食でも性でも学習でも、なんでも)
を使って
拡がろう、拡がろう、とするから。
でも、一個の命では、
限界も必ずあるので、
拡がろう、拡がろうが、
繋がろう、繋がろう、に
転じていって、
繋がれば、その先は、
一個の命ではなかなか、
見通しにくくなっていく。
限界を超えてでも、
命は拡がっていきたがる。
それを「無限大」ととるか、
「不明確さ」ととるかで、
また
命を拡げる方向性は、
変わっていくわけで。
原点に戻っていくか、
ぶちぎれていくか(笑)
歌から離れちゃいましたが(笑)、
そういう、原始的なものも、
ふと、考えたりしました。
投稿: いなだっち | 2005/02/10 09:17
わたしの場合、歌をかきたいと思った動機が、自分の一番きりきりするところをかくことだったので、歌と向き合うのは苦しいことでした。でもそのおかげで得たものがたくさんあります。
「歌をかいているだけでいい。」と個人的には思っています。でも、さらに向上するために、歌会や雑誌で歌を発表するんじゃないかな。歌会でみんなの話をきくのも、楽しいからだけじゃない、わたしの歌から、かえってくる思いをきき、また、あらたな思いで歌をかくためです。
投稿: うたのたまご | 2005/02/09 22:07
◇いなだっちさま
この記事を書きながら、わたしの脳内ではBGMのようにいなださんの「絶対的な孤独者となれ」のウタが流れていたのでした。呼んでしまったでしょうか・・・。
そしてこれを書いた後、ずっと反芻しております。
孤独じゃない人のほうが少ないかもしれない、とか。
孤独なのは、ウタを生み出す直前までで、生まれたらまた変わった展開になるかも、とか。
ウタを詠んだり、歌会をしたりする楽しさの手前に、どこか孤独で苦いものがあるような気がして、楽しさとか、一緒に仲良くやろうとかを一番前に見せつけられると、なんかそこから逃げだしたくなるのです。(変?)
他の人のことはわからないけど、少なくとも自分はどこかしーんとした中で思いをすくい上げたいと思ったことでした。
投稿: しづく | 2005/02/09 17:30
そうですね。
孤独な作業だと
思います。
投稿: いなだっち | 2005/02/09 12:03