緊迫した空気
昨日の記事で、「家中非常事態宣言」を書いたが、その話。
ありていにいえば、娘が中学受験生なのです。
昨日、今日と願書を出してきた。
間違いがあったらいけないので、緊張する。
自分にとっても初めてのことなので、すごく並ぶのかな~と気合を入れて防寒対策もして出かけた。
あまり早すぎず、遅すぎないころをねらって行ったら、2校ともほとんど並ばなかった。
ひとつの受付では、受験料の札束を事務の人が数えているのが見えて、なんだか嫌な気分がした。
一回¥25,000ですぞ。
300人くらい受けるとしても、すごい金額だなーと計算してしまう。
家に帰るとまゆげが八の字になってる娘がいる。
ナーバスな父親もいる。
三人が集まっていると、いまだかってありえない、緊迫した空気が家の中を流れている。
そこにいるだけでなんだか疲れてしまう。
夜一緒に算数の問題を解くのだが、けっこうわなにはまってしまったりする自分が情けない。はぁ~。
はやく終わらないかなぁ。
きっと本人が一番そう思ってるのだろうけど。
ぶつぶつ言ってる彼女にいろいろ言葉を投げかけるのだが、こちらも余裕がないと逆効果な言葉かけになってしまう。
けっきょくは彼女の人生。親がしてあげられることはあんまりない。
私が親にしてもらったこと。
火事にも泥棒にも盗まれない、教育という財産をあげること。
苦労してもぎとった成功は、喜びを教えてくれるだろう。
ま、結果はどうあれ、がまんして勉強するという経験も、必要なのだろうと思う。
家族みんなも、同じように、いくつかのがまんをしている。
がまんって、つらいなぁ。
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コメント
◇ゆっこ
なるほど、話題で名前が変わるのね。
塾の先生にも言われたのだけど、「中学受験は家族みんなで協力が必要です」と。
中学生、高校生になれば自主的にやらざるをえないのだけど、小学生だといまいちモチベーションが低いのね。そこんとこは、おやがサポートせよってことらしい。
なにゆえ私立中学か、という点では、あれこれ調べたり、説明会に行ったりして自分では納得できるレベルには持っていったのだけど、なかなかそれを伝えきれないものもあるのです。
家庭が『ナーバス』なのは、嫌なものです。
家にいるときはくつろぎたいもんね。
めりはりつけて、リラックスするときはゆっくりさせようと思ってます。
◇史さま
おお、史さまもそうだったのですか。
なぜか受験の頃って、一年のうちでも極寒・・・。
いまのところ風邪も大丈夫です。みかんいっぱい食べてるから?
そうです。2/1からです。親も付き添いで待ってないといけないので一緒に受験する気持ちです・・・。<最初送りとお迎えだけでいいのかと思っていたわたしは甘かった。(^^;;;
お祈り、ありがとうございます。
おーい、娘よ。みんなに祈られてるぞ!
投稿: しづく | 2005/01/21 21:29
こんにちは。
そうでした、1/20でしたね。
私の両親も28年前、凍てつく中を願書出しに
行ってくれました。
>火事にも泥棒にも盗まれない、教育という財産をあげること
そう思います。
中学受験は私も考えています。
親も緊張するんだろうなあ。
2/1からですよね。
娘さん、風邪などひきませんように。
全力を出し切れますよう、影ながらお祈りしております。
投稿: 史 | 2005/01/21 17:41
◇優湖ちゃん
応援ありがとうございます。(^-^)
子どもからは、すごく自分の本質を突かれるときがあります。
「そんなこと言ってもけっきょく自分の都合なんじゃないか?」といつも突きつけられてるような気持ちになります。それを跳ね返すだけの根拠と信念を持ってないと、負けちゃう。
親をなめたらあかんぜよ。
いや、なんかずれまくりです。
わたしも、ぜんぜん親孝行してません。しょんぼり。
投稿: しづく | 2005/01/21 08:58
今日は「ゆっこ」で登場…。
同じ子どもを持つ親として、人ごとでない緊迫感を持ちながら読みました。
うちは中学受験はしませんが、いずれやってくること。
家族みんなで立ち向かわないといけないのね~。
声かけも気を遣うと思う。
でも、あまり「ナーバス」が家の中を蔓延しないように、どこかで抜いてあげてね。
しづくのふわっとした雰囲気があればきっと大丈夫だと思うよ。^^
一緒に勉強してあげるのは娘さんにとってすごく嬉しいことだと思う。
たまには一緒に歌ったり踊ったりしてね♪
投稿: ゆっこ | 2005/01/21 08:53
自分が、受験生のとき、親はこういうふうに考えて他のだなぁとしみじみ思いました。
ついつい、自分だけが大変なように思ってしまってました。親も、たくさんガマンしてくれてたんだなぁってちょっとホロってきました。
娘さん、力を本番に出し切れるといいですね。
親に「いつもありがとう」ってなかなか素直に言えないので、普段ちょっとずつだけでも優しく接しようと思いました。
投稿: 優湖 | 2005/01/21 01:16