盲人と音声携帯電話
今日はいつものパソボラに行ったのだが、生徒さんが2人しか来られなかった。
その代わり、障がい者による携帯電話の使い勝手についてインタビューしたいという方がいらした。彼はいろんな障害を持ってる方へインタビューし、要望などの声を集めて、その結果を携帯電話の企業に提案するお仕事をしているらしい。というわけで、今回はわれらが視覚障害福祉協会へいらっしゃった。
集まった5人の盲人の方は、全員音声ガイドのついたD社の携帯電話(以下音声携帯)を持っている。現在の音声携帯では、受信したメールを音声で読み上げることはできるが、入力時に問題があるそうだ。
例えば、音声ガイドのついたPCだと、「h」「a」と入力すると「は」と発音してくれる。
すなわち、自分がいま打ち込んだ文字が何かすぐわかる。ところが、音声携帯のメールでは、入力時にまったく音声ガイドがないため、「4」のボタンを2回(h)、「2」のボタンを1回(a)と押す。押すボタンと押す回数を全部記憶しておき、文章の最後まで文字通り「闇雲」に打ち込む。
文章の確定をした段階で、初めて、全文を読み上げられ、確認できる。間違いがみつかっても、それがどこの位置か探すのは不可能である。結局全文打ち直すという。
一番多かった要望は、「一文字ずつの音声ガイド」と、現状のモードの音声ガイド「数字」「アルファベット」「ひらがな」「カタカナ」など。
そのほかにもいろんな声がだされ、インタビュアーの彼は熱心に聴いてくれてまとめてくれるとのこと。
開発には、やはり使う人の声を反映するのは必須だ。使い勝手のいいものができるといいなと思う。
◆ ◆ ◆
帰りは、Mさんといっしょに駅まで行った。Mさんは左利きだったので、右側に立つ。ちょっと慣れなくてへんな感じ。
ホームまでいっしょにガイドしたら、「イシイさんとはよく会うので、渡してなかったけど・・・。」と一枚のカードをくださった。見知らぬ人にガイドしていただいたとき、お礼に渡してるのだという。
名刺大に二つ折りにしたカード。
表はMさんの名刺(点字付)、裏は「Thank you for your kindness」とその点字。
中を開けると、左には俳句。右側にメッセージがあった。
あなたのような優しい方のお陰で、
目の見えない私も自信を持って一人で行動できます。
どうもありがとう。
ちょっと涙ぐんだ。ありがとうをありがとう。
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